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鯉に恋した赤い辞書が誕生! 「三省堂国語辞典 第七版 広島東洋カープ仕様」が3月初旬発売~カープ愛に満ちたオリジナル用例まで掲載

[2019/3/2 13:06]

 三省堂が、「三国(サンコク)」の愛称で親しまれている国語辞典を広島東洋カープに変えた「三省堂国語辞典 第七版 広島東洋カープ仕様」(見坊豪紀・市川孝・飛田良文・山崎誠・飯間浩明・塩田雄大 編)を2019年3月初旬に発売します。B6変型判1,760ページ(2色刷)で、価格は3,000円(税別)。

『三省堂国語辞典 第七版 広島東洋カープ仕様』 3月初旬発売!

 2019年1月30日にこの特別仕様の国語辞典の発売を予告したところ、予約が殺到。発売前にも関わらず、2月16日にはAmazon.co.jp 売れ筋ランキングで辞典部門1位を獲得。そんな期待を受けて、「三省堂国語辞典 第七版 広島東洋カープ仕様」のオリジナル用例内に登場する11名のカープレジェンドの選手名を探して応募しすると、抽選でオリジナルノベルティが当たるプレゼント企画が実施されます。

 1960年に初版が誕生して以来、いち早く新語を収録し「三国」の愛称で長年親しまれている「三省堂国語辞典」と、2018年にはリーグ3連覇という歴史的快挙を成し遂げた「広島東洋カープ」、この二大ブランドが奇跡のドッキングを果たしました。

 辞書のケース、ビニール表紙、見返し、扉など、装丁はまるごとカープ仕様。カープ坊や(ペットマーク)、球団ロゴ、ビジターロゴ、Cマークや球団旗を大胆に取り入れ、前見返しには、大歓喜に包まれ、碧天に赤いジェット風船が舞い上がるマツダスタジアムの写真が全面掲載されています。カープレッドで染め上げられた鮮やかな赤のビニール表紙には、三省堂の名入れ辞書サービスを利用して、個人名や企業名を箔押しすることも可能です。

ケース表1はもちろんカープ坊や
ケース表4には球団旗と、帯に「それ行けカープ」の歌詞を掲載
名入れも可能な赤いビニール表紙
前見返しにはマツダスタジアムの写真を全面掲載

 「三省堂国語辞典 第七版 広島東洋カープ仕様」は、装丁だけではなく内容の一部もカープ仕様となっており、カープにまつわる文物や人物に言及した、カープ愛に満ちたオリジナル用例が本書にはいくつも掲載されています。それらのオリジナル用例のうち、11の用例には誰もがカープレジェンドと認める選手名が掲載されています。

書き下ろされたオリジナル用例の一部
「三省堂国語辞典 第七版」普通版

 例えば、「てつじん[鉄人]」という項目には、赤い文字で「(3)衣笠祥雄の愛称(アイショウ)」という、普通版には無い語釈が追加されています。また、「ほのお[炎]」という項目を引くと、普通版では「嫉妬((ット)の炎」となっているところが、赤い文字で「炎のストッパー〔=津田恒実〕」と、カープ仕様オリジナルとなっています。

オリジナル用例内に登場するカープレジェンド
「三省堂国語辞典 第七版」普通版

 ちりばめられた伝説のプレーヤー11名のうち3以上を見つけてハガキに書いて応募すると、この機会を逃すと絶対に手に入らないオリジナルデザインの図書カードを抽選で100名にプレゼントされます。このプレゼント企画の応募締め切りは2019年4月30日(火)です。商品封入のチラシに詳しい応募方法が書かれているとのこと。

 小型国語辞典では、固有名詞は立項をしないのが原則なので、選手名を引いても項目自体はありません。オリジナル用例を探すコツは、その選手から連想されるキーワードを引いてみること。同社では、「三省堂社内のガチなカープファンたちが思う存分アイデアを出して実現したオリジナル用例を、宝探しをするような感覚で、見つけて楽しんでいただければ幸いです」とPRしています。

[古川 敦]