日本初の抗ウイルス「ビバジェル」付きや歌舞伎柄のコンドーム! オカモトが「003+ビバジェルコンドーム」と「デザインコンドーム」を発表
オカモトが、コンドームによる性感染症予防意識とコンドームの着用率向上を目指し、日本初となる「ビバジェルつきコンドーム」と、ジャパニーズカルチャーの浮世絵などのデザインや文字をプリントできる「デザインコンドーム」を発売します。
オカモトは、2015年に「オカモトラバーズ研究所」を設立し、コンドームの着用率を上げるための啓発活動をしてきましたが、2019年3月に同社が実施した調査(n=14,048)によると、約70%の人がコンドームを着用せずに性交渉を行なうことがあり、さらに全く着用しない人が5人に1人以上になることがわかったとのこと。
一方で、梅毒の感染者は2013年頃から急増し、2018年には6,923件の新規報告数がありました。またHIV/AIDSについても1,288件の報告と、依然高止まりした状況。この現実は、性感染症予防意識の更なる向上が必要であるということを示しており、その一環として、さらに2020年のインバウンド需要の増加を見据えて「ビバジェルつきコンドーム」と「デザインコンドーム」を今秋発売するとしています。
日本初となる「ビバジェル(VivaGel)つきコンドーム」
「003+ビバジェルコンドーム(仮)」は、日本で初めてビバジェルをコンドームに塗布したもの。ビバジェルとは、オーストラリアのスターファーマ社が開発した「SPL7013」が配合されたジェル剤。
この製品の潤滑剤に0.5%配合されている「SPL7013」という活性物質が、ASTM E1052準拠試験においてHIVとHSV(ヘルペス)に対し抗ウイルス作用が確認されているとのこと。ただし、臨床における抗ウイルス作用は確認されていません。
もちろん、通常のコンドームでもゴム膜の遮蔽効果により性感染症の予防は可能ですが、日本ではコンドームは「避妊」だけを意識する人が非常に多く見受けられ、このような商品を販売することでもう一つの使用目的である「性感染症の予防」という面を改めで意識できることにつながり、予防意識の向上に寄与するものと考えているとしています。
新規販路開拓も視野に入れたテストマーケティングを6月より開始し、2019年10月10日に一般販売予定です。10コ入りで、希望小売価格2,000円。
「デザインコンドーム」
表面にイラストや文字などデザインのプリントを可能にした商品。コンドームに対して羞恥心を抱いてしまい、購入や使用がしづらいという声がよく聞かれるため、今回、急増している訪日外国人客(インバウンド)に向けた「ジャパニーズカルチャー(浮世絵)」をはじめ、「プレゼント」「イベント」「ネーム」「コラボレーション」など興味関心を持てるデザインをプリントすることで、コンドームが身近で使いやすいものになっていくのではないかと考え、この技術を開発したとのこと。
すでに、コンドーム専門店「コンドマニア」での取り扱いが決まっており、2019年夏頃に販売予定。訪日外国人や若者に人気の高いカプセルトイでの販売も予定されています。また、オリジナルデザインの受注も予定しているとのこと。