すかいらーくが48年前に開始した24時間営業を全店廃止! 働き方改革として566店で深夜の営業時間を短縮~現在はガスト62店、ジョナサン92店、バーミヤン1店が24時間営業
すかいらーくホールディングスが20日、2020年1月から4月にかけて、現在約150店舗ある24時間営業を全店廃止することを決定したと発表しました。さらに、グループの約560店舗(ガスト、ジョナサン、バーミヤン、グラッチェガーデンズ、夢庵)で深夜の営業時間を短縮するとしています。
同社は、ファミリーレストランの先駆けとして1972年から24時間営業をスタート。しかし、ここ数年、消費者のライフスタイルや従業員の働き方が時代とともに大きく変化する中、それに対応する形で2012年に大規模な営業時間の見直しを実施しています。さらに、2017年には、従業員のワークライフバランスの推進を目的として、約600店の深夜営業時間を短縮しています。
同社では「食とサービスを提供する企業として持続的な成長を目指すためには、従業員の健康に配慮した職場環境づくりが不可欠であると考えています。女性やシニアの方々も活躍いただける社会の実現こそが、雇用の充実につながり、働きがいを生み、結果お客様に最高の店舗体験をお届けできるという考えのもと、このたび24時間営業の廃止を決定いたしました」と今回の24時間営業廃止の背景を説明しています。
今後は、来店ニーズが高いランチやディナーの時間帯に人的資源を集中させ、ITデジタルの活用も合わせたサービスの抜本的改革を図ることで、顧客満足度の向上に努めていくとのことです。
【深夜営業時間短縮】
対象店舗数:566店舗(155店舗)
店舗内訳 :ガスト332店(62店)、ジョナサン153店(92店)、バーミヤン68店(1店)、グラッチェガーデンズ8店、夢庵5店
実施期間 :2020年1月~4月
※()内は24時間営業店舗。
※2019年12月31日時点の店舗数。