“壁”が99人ではなかった… フジテレビ「超逆境クイズバトル!!99人の壁」の一部で不適切な手法～100人集められず、解答権のないエキストラで水増し

　フジテレビジョンが、毎週土曜日19時からフジテレビ系列で放送されているクイズバラエティ番組「超逆境クイズバトル!!99人の壁」で、一部不適切な手法で番組を制作していたことが判明したと発表しました。

「超逆境クイズバトル!!99人の壁」公式サイトより

　「超逆境クイズバトル!!99人の壁」は、2017年から放送されているクイズバラエティ番組で、一般人・著名人を含む100人の参加者の中から選ばれた1名のチャレンジャーがそれを阻止しようとする99人のブロッカーを相手に自分の“得意ジャンル”でクイズに挑戦し、5問連続で正解すれば賞金100万円を獲得できる番組。MCは俳優の佐藤二朗氏

　今回、本来、100人の出場者を集めて収録すべきところ、人数が不足した場合、解答権のないエキストラを番組に参加させていたことがわかったとのこと。同局では「番組が標榜する『1人対99人』というコンセプトを逸脱していたことになる」としています。

　「視聴者の皆様の信頼を損なう形となっていたことを真摯に反省し、番組をご覧の皆様およびすべての出演者、関係各位の方々に心からお詫び申し上げます」と謝罪。現在は、企画内容や参加者の選出方法を見直して適切な手法で番組を制作しており、今後、不測の事態で人数不足が生じた場合でも、その旨を明確にした上で放送するとのことです。