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シャープのマスク販売、公式Twitterの中の人もページを一度も見れずに初日終了　「明日まで改善したりすることはありません、どうかいましばらくお時間いただければ」

[2020/4/21 22:29]

　シャープが、「不織布マスク(MA-105)」を2020年4月21日(火)午前10時から「シャープECサイト」で個人向け販売を開始しましたが、アクセスが殺到し、ページがあまりに動かない状態のまま、当日分の販売が終了しました。

　同社の公式Twitterの中の人も「マスクのページ、私ですら今日一度も見れませんでした」とのことで、「翌日まで、なにか回復したり改善したりすることはない」としています。また、会員登録にあたり「入力後に登録を完了させる認証コードメールがいつまでたっても届かない」という問題も多数発生しているとのことで、こちらもいまだ原因を究明中とのことです。

　「不織布マスク(MA-105)」は、三重県多気郡多気町の同社工場でクリーンルームで生産されたマスクで、価格は50枚入りで2,980円(税別・送料別)。

「不織布マスク(MA-105)」

　発売から5月10日(日)までは、毎日午前10時頃に在庫を補充し、売り切れ次第、翌日までは在庫の補充はないとのことです。なお、現在のところ、「シャープECサイト」以外での販売予定はないとしています。

　購入には無料の会員登録が必要で、在庫状況に応じて一定期間(現時点では購入日含め3日間)に購入できる数量は、一人1箱(50枚入り)限りとしています。注文確定後、通常は2～7日での配達となりますが、土曜・日曜・祝日は出荷を行なっていないとのことなので、ゴールデンウィーク中は届くのに日数がかかりそうです。

　支払方法は「クレジットカード」のみとなり、送料は660円(税込、全国一律)で、宅配便(佐川急便)で届けられます。なお、日本国内向け商品のため、海外への発送はできません。

　しばらくは、一度に一人1箱しか購入でいないため、支払総額は2,980円+消費税298円+送料660円=税込3,938円となり、総額から一枚あたりを計算すると78.76円となります。

「不織布マスク(MA-105)」概要

　「不織布マスク(MA-105)」は、液晶パネルも製造可能な三重県多気工場のクリーンルームで製造された、立体三重構造のマスクで、花粉よりもさらに小さい生体ウイルスや微粒子からもしっかりガードし、風邪などの際にも他の人への感染を予防するとしています。本体サイズは約95×175mm。

三重県多気郡多気町の同社工場でクリーンルームで生産
マスク生産工程
マスク材料供給部

　PM2.5や花粉の侵入を防ぐ「99％カットフィルター」を採用し、VFE試験やPFE試験でも99％以上の結果を確認。また、鼻のラインに合わせてぴったりフィットするノーズフィッターで、マスクの隙間を減らし、メガネの曇りを抑えるとしています。なお、「マスクは感染(侵入)を完全に防ぐものではありません」とのことです。

装着例

【フィルター捕集効率試験による性能評価】
・生体ウイルスろ過効率99%：VFE試験
・細菌ろ過効率99%：BFE試験
・花粉99%カット：花粉粒子捕集試験
・微粒子ろ過効率99%：PFE試験

[古川 敦]