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三井住友銀行がペーパレス・デジタル優遇の手数料体系を発表! 紙通帳は年550円、条件以下の口座は年1,100円を徴収~ネットで口座開設で他行宛振込手数料無料キャンペーンも

[2020/10/7 15:51]

 三井住友銀行が7日、サービスや業務プロセスのデジタル化を進め、世界規模で環境問題が深刻化するなど様々な社会課題に直面する、国連が定める持続可能な開発のための目標“SDGs”の達成に向けた取組を、さらに進めると発表しました。

 具体的には、基本的な取引は「デジタルチャネル」を利用してもらい、窓口来店時も原則ペーパーレース取引を行なうことにより、環境にやさしい金融サービスの実現を目指し、より一層デジタル取引が利用しやすいように、手数料を新設・改定。デジタル取引の利用者にとって魅力的な手数料体系にするとしています。

 また、通帳の利用促進を通じ、紙通帳発行削減で生じる原資をもとに、環境問題や社会課題の解決に資する取組みに寄付していくとのことです。新たにWeb通帳を選択し、紙通帳の削減に協力した口座数に応じ、環境問題や社会課題の解決に取り組む団体に寄付されます。

手数料の新設

 デジタルチャネルの利便性・安全性の向上を進め、2021年4月1日以降に新規開設する普通預金口座について、デジタルヂャネルを利用しない人や、長期間口座を利用していない人には、紙通帳の利用、ならびに口座の利用状況に応じた手数料が徴収されます。なお、2021年3月31日以前に開設された口座は対象外です。

個人の紙通帳の利用にかかる手数料

・対象の口座:2021年4月1日以降に新規開設する通帳発行型の普通預金口座
・手数料:年額550円(税込)
※18歳未満または75歳以上は対象外。
※口座の残高が手数料額に満たない場合は、通帳不発行型(通帳を利用できない口座)に自動で切り替え。

 同行では、2002年からSMBダイレクト上でWeb通帳のサービスを提供しており、明細の30年分保存やメモ機能などの便利な機能が提供されています。

法人・団体の紙通帳の利用にかかる手数料

対象の口座:法人版Web通帳の導入(2021年10月目途)以降に新規開設する通帳発行型の普通預金口座
手数料:年額550円(税込)
※口座の残高が手数料額に満たない場合は、通帳不発行型(通帳を利用できない口座)に自動で切り替え。

口座やデジタルの利用状況に応じての手数料

対象の口座:2021年4月1日以降に新規開設する普通預金のうち、次の全てを満たす口座
 ・(個人)SBCダイレクトの利用設定が未済
 ・(法人・団体)パソコンバンクWeb21の利用設定が未済
 ・2年以上入出金がなく、かつ残高が1万円未満
手数料:年額1,100円(税込)
※18歳未満または75歳以上は対象外。
※同じ支店に定期性預金・外貨預金などを持っていれば対象外。
※口座の残高が手数料額に満たない場合は、残高全額を本手数料の一部として引落し、当該口座を自動的に解約

デジタルヂャネルを利用の優遇手数料体系

1.SMBCダイレクトにおける他行宛振込手数料無料キャンペーン

 2021年4月1日以降にWebやスマートフォンアプリで新規開設した普通預金口座について、SMBCダイレクトにおける他行宛振込手数料を2022年3月31日まで無料とするキャンペーンが実施されます。

2.Web通帳キャンペーン

 新規口座開設時にWeb通帳を申込むか、紙通帳からWeb通帳に切替えた際に特典が提供されるキャンペーンが実施される予定です。詳細は別途同行ホームページなどで案内されます。

3.Global e-Tradeサービス〈デビュー〉タイプの月額EB手数料の改定

 法人向けに外国送金のサービスを提供しているGlobal e-Tradeサービス〈デビュー〉タイプについて、2020年10月利用分(11月引落し分)より、月額EB手数料(税込2,200円)を、既に利用している口座も含めて無料に改定。

[古川 敦]