日産が伊藤かずえさんの30年以上の愛車「シーマ」のレストアを実施! 「『技術の日産』に恥じぬよう、総力をあげる」~「毎日のように作業の様子を見に行ってしまうかも」と伊藤さん
日産自動車が17日、伊藤かずえさんが同社のセダン「シーマ」を30年以上にわたって愛車として乗り続けていることに感謝し、この先も快適で楽しいドライブをしてほしいとの想いから、伊藤さんの愛車を2021年4月より一時預かって、レストアすると発表しました。
2020年10月に、伊藤さんの愛車「シーマ」の一年点検の際のSNSへの投稿がきっかけとなり、伊藤さんが30年以上、この「シーマ」を愛車として大切にしていることが、SNSやメディアで大きな話題になりました。この投稿などを見た人から「やっちゃえ、日産!」「日産はレストアを検討して!」といった多くのコメントが寄せられました。
シーマに乗り始めて今月で30年
— 伊藤かずえ (@SaryYuu)October 3, 2020
今日一年点検してもらったら日産スタッフの方におめでとうございます??とお花を頂きました。ありがとうございます??pic.twitter.com/c1XLwb5uT7
日産社内でも何かできないのかとの声も上がり、有志によるチームが立ち上がり、伊藤さんへの「日産からの感謝の想い」をレストアという形で応える取り組みが開始されたとのことです。
今回レストア対象となるのは、高級パーソナルクーペ「レパード F31型」にさえ先んじて採用されたV6・3?のVG30DET型ターボエンジン(最高出力187kW=255ps)や、先進の電子制御エアサスペンションをもつ最上級グレード「タイプIIリミテッド」です。
伊藤かす゛え(@kazue__itoh)がシェアした投稿
また、レストアの実施に際し、愛車の「シーマ」を預かっている期間、伊藤さんには現在の日産のラインアップの中から選んでもらった車両を代車として使用してもらうとしています。なお、レストアの状況などは、3月17日(水)から日産公式Twitter(@NissanJP)などで発信ししていくとのことです。
【#シーマレストア1 】
— 日産自動車株式会社 (@NissanJP)March 17, 2021
この度、日産自動車は正式に伊藤かずえさんのシーマをレストアさせていただくことになりました。#日産#伊藤かずえpic.twitter.com/U5Bxr1rFpj
伊藤かずえさんのコメント
この度、このようなお話をいただき感謝しています。
父と塗りなおした塗装やへたってしまったシートなど思い出が詰まっているけれどもきれいにしたい部分がどうなるのか楽しみです。レストア中も見学できるという事なので、毎日のように作業の様子を見に行ってしまうかもしれません。30年乗り続けた「シーマ」とお別れするのはすごく寂しいですが、戻ってくるのを楽しみにしています。
愛車シーマ、日産がレストアしてくれることになったのは、TwitterやInstagram、ブログなどで皆さんが日産にレストアをお願いしてくれたお陰です。本当にありがとうございます??#日産 #やっちゃえNISSAN
— 伊藤かずえ (@SaryYuu)March 17, 2021
【伊藤かずえさんのプロフィール】
1966年12月7日生まれ
1979年のデビュー以降さまざまなドラマ、映画、情報・バラエティ番組に出演。趣味は、書道、洋裁、インラインスケート、スキューバーダイビング、乗馬。
チームリーダー 日本事業広報渉外部部長 遠藤和志氏のコメント
伊藤さんが30年以上に亘り、「シーマ」を大切に乗り続けていただいていることに感謝するとともに、大変嬉しく思います。「シーマ」は日本における自動車の歴史において、一石を投じたクルマの一つであると自負しております。
30年以上お乗りいただいた車両を、伊藤さんが期待する“新車時と同じ状態”に戻すレストアは非常に難しい作業となりますが、「技術の日産」に恥じぬよう、総力をあげて、伊藤さんにご満足いただける仕上がりにしたいと思います。是非、皆さまもご期待下さい。
初代シーマ
スペイン語で「頂上」の名をもつ初代「シーマ」 FPY31型は、「日本的な味を持った、世界に通用する新しいビッグ・カー」をコンセプトに、1988(昭和63)年に発売されました。従来の国産大型セダンになかった伸びやかで気品あるスタイリングとインテリア、パーソナルな乗り味や優れた運動性能など、数々の新しい価値が大好評となり、当時の経済メディアが「シーマ現象」と報道するほどの爆発的人気車になりました。
発売翌年には物品税廃止(消費税導入)も追い風になり、当時のいわゆる「3ナンバー車ブーム」の発端にもなります。