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ふたご座流星群の活動が本日14日(木)深夜から明日未明に極大! 今年は絶好の条件で、暗い空で見える流星数はここ数年で最も多い1時間あたり70個に達する可能性も

[2023/12/14 19:07]

 国立天文台によれば、2023年のふたご座流星群の活動は、12月15日(金)4時頃に極大となり、この前後でとても活発な状況となることが予想されるとのことです。12月13日(水)が新月で月明かりの影響もなく、極大時刻にほど近い12月14日(木)夜から15日(金)明け方にかけては、たいへん多くの流星を観察することができそうです。

 ふたご座流星群が普段より目立って多く見えるのは、12月13日(水)の夜から15日(金)の夜の3夜と予想されています。どの夜も、21時頃から見える流星の数が増え、夜明けを迎える翌朝の5時過ぎ頃まで観察できるそうです(東京の場合)。

2023年12月の星空情報(好条件!ふたご座流星群/夜空で目を引く惑星たち/12月の月の暦)

 最も多く見えるのは12月14日(木)夜から15日(金)明け方と考えられます。空の暗い場所で観察した場合、14日(木)21時頃には、すでに、1時間あたりの流星数が30個を超えそうとのこと。放射点が高い空に達する15日(金)0時から3時頃においてはさらに多くなり、暗い空で見える流星数は、1時間あたり70個に達する可能性があると予想されています。この予想流星数は、ここ数年のうちでは最も多く、絶好の観察条件と言えるそうです。

 また、極大の前日にあたる12月13日(水)夜から14日(木)明け方は、空の暗い場所で1時間に10個から25個程度、極大の翌日にあたる12月15日(金)夜から16日(土)明け方は、同様に空の暗い場所で1時間に15個から20個程度の流星が見えると予想されています。

 流星は、放射点を中心に放射状に出現しますが、放射点付近だけでなく、どちらの方向にも現れるので、なるべく空の広い範囲を見渡し、屋外の暗さに目が慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けると良いとのことです。レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったりすると、楽な姿勢で観察できます。国立天文台では、「たいへん寒い季節ですので、寒さ対策をしっかりおこなってください。事故に遭わないように十分注意し、マナーを守って観察をしてください」と呼びかけています。

[古川 敦]