秒でできる宝くじ「第84回クイックワン」が1等の当せん本数を誤って20倍に設定して発売中止 みずほ銀行が通常通り当せん金を支払い、外れた購入者にも返金
全国自治宝くじ事務協議会が6日、2024年3月1日(金)に発売を開始し、3月4日(月)から販売停止していた「第84回インターネット専用全国自治宝くじ(クイックワン)」の発売を中止したと発表しました。
「クイックワン」は、全国都道府県及び20指定都市で共同して発売する宝くじ。今回、発売などの事務を受託するみずほ銀行が、誤って発売告示の内容と異なる当せん本数の割り当てを行ない、発売していたことが判明したとのこと。全国自治宝くじ事務協議会では、「今回の事態は、受託する株式会社みずほ銀行の責に帰すべきものであるため、既にお支払いした当せん金などの負担を同行に求めていくとともに、今後、再発防止に努めてまいります」としています。
今回、総当せん本数は462,210本で誤りはないものの、1等(当せん金:200万円)は正しくは10本のところ、200本、2等(当せん金:10万円)は正しくは200本のところ、2,000本、3等(当せん金:1万円)は正しくは2,000本のところ、2万本など、誤って大幅に多く設定され、一方で正しくは40万本の予定の6等(当せん金:200円)は、10本に設定されたとのこと。
そのため総当せん金は、正しくは1億8,000万円のところ、10億4千万2,000円と5倍以上多くなっていました。しかし、3月4日(月)に販売停止したため、実際の当せん状況では1億3,562万3,200円となっています。
みずほ銀行では、当せん者には、通常通り当せん金を支払い、外れた購入者にも、発売元を通して購入代金を返金する予定としています。なお、これまでに発売されたクイックワンおよび本宝くじを除く現在発売中のクイックワンについては、全量、当せん本数につき相違がないことを確認しているとのことです。
同行は、「お客さまにご不便、ご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申しあげますとともに、今後このようなことがないよう、再発防止に取り組んでまいります」と謝罪しています。
「本宝くじの概要」(当初発売予定時)
・名称 :第84回インターネット専用全国自治宝くじ(クイックワン)
・発売元 :全国都道府県および20指定都市
・発売期間:2024年3月1日~3月31日
・証票金額:1枚 200円
・発売の数:2百万枚