オーストラリア発祥のコーヒーチェーン「Muzz Buzz」、ドライブスルー型の日本第1号店は、なんと鳥取県!
Muzz Buzz Japan(マズバズジャパン) Co., Ltd.は、オーストラリアやニュージーランドで約80店舗を展開するドライブスルー型コーヒーチェーン「Muzz Buzz(マズバズ)」のドライブスルー型1号店「Muzz Buzz鳥取ファーマーズガーデン店」を12月19日にオープンすると発表しました。
「Muzz Buzz」は、創業者ウォーレン・レイノルズ氏が2004年にオーストラリアで展開を開始したドライブスルー型コーヒーチェーン。ドライバーの安全を考慮し、ホットコーヒーもストローで提供するスタイルは現地ではすっかりお馴染みだそうです。
また、見る楽しみ(FUN)味わう楽しみ(FUN)、選ぶ楽しみ(FUN)を提供するというコンセプトのもと、1年間を通し、顧客とスタッフの参加型イベントを用意するなどユニークな取り組みも行っているとのこと。
海外のコーヒーチェーンが日本進出というニュース自体はそれほど珍しくはありませんがくはないのですが、この話題で珍しいのは、ドライブスルー型店舗の第1号店が鳥取県内でオープンするというところ。鳥取県はスターバックスが47都道府県の中で最後に出店した県で、今年5月に初めてのスタバ店舗ができたときには、1,000人以上が並んだことでテレビニュースなどでも大きく取り上げられたので覚えている方も多いのではないでしょうか。
もともとは、鳥取砂丘にオープンすることを計画していたそうですが、店舗予定地が国立公園内にある関係で自然公園法に基づき申請中。申請が通り次第工事着工となりますが、現時点ではスケジュールの目途が立っていないため、出店計画を見直し、鳥取市内の店舗を先に出店することにしたとのこと。
ただし、鳥取砂丘店もあきらめたわけではなく、「デザインや設計を見直しながら、鳥取砂丘にマッチした店舗オープンに向けて引き続き努力してまいります」としています。鳥取砂丘や鳥取県にかなりの思い入れがあるようです。
ドライブスルー型ではない店舗の第1号店は、埼玉県・越谷市のイオンレイクタウンに今年3月にオープンしていますが、「Muzz Buzz」はもともとドライブスルー店舗として、ドライバーが飲みやすいようホットコーヒーもストローをつける、食べ物は片手で食べやすいものだけ、などの気配りで人気となり店舗数を拡大したコーヒーチェーン。
日本展開は、「地方創生を支援し、地域密着型のドライブスルー型コーヒーチェーンを10年で300店舗展開していく予定」とのことなので、東京や大阪などの都会地から地方へ広げていく通常の店舗展開とは、真逆のエリア展開になるのかもしれません。