【食レポ】“ちょい飲み”や宴会にもおススメ! 串揚げやつまみも提供する、蒲田の老舗とんかつ店「とん清」
とんかつの名店が軒を連ねる蒲田は、知る人ぞ知る都内でも有数のとんかつ激戦区。その激戦区の蒲田で、47年間にわたってとんかつ店を営業してきた「とん清」が、店舗移転をきっかけにメニューを一新。
移転後の店舗「とん清 蒲田西口本店」は、蒲田駅西口を出て徒歩数分と立地も抜群。メニューはこれまでのとんかつに加え、酒類、おつまみ、串揚げのメニューを追加したことで、“ちょい飲み”需要にも応えるとんかつ店に生まれ変わりました。
「ちょい飲みできるとんかつ店」という点が魅力だったのと、とんかつ専門店の技で作る串揚げの味わいが気になったので、実際にお店に行ってみることにしました。
とんかつ専門店として長く営業してきた「とん清」では、ロースかつやヒレかつなどのとんかつメニューがあるのはもちろん、ちょい飲み需要に応えるおつまみメニュー、串揚げメニューを用意。
さらに変わり種メニューとして、豚ミンチにピーマン、ニンジン、玉ねぎ、しいたけを練り込んだ物を薄焼き玉子で巻き、フライ衣をつけて20分ほど揚げて仕上げる「オムレツカツ定食」がオススメとのこと。
今回はちょい飲みに嬉しい、お酒メニュー1杯と串揚げがセットになった「串揚げセット」1,000円と、テレビでも紹介された創作かつメニュー「オムレツかつ定食」1,200円を注文しました(価格は税別)。
串揚げメニューは豚串と野菜串を中心とした「Aセット」と、海鮮串揚げをセットした「Bセット」の2種類から選べます。今回は、豚串と野菜串を組み合わせた「Aセット」を注文しました。ほどなくして運ばれてきた「Aセット」の串揚げは1品1品が大きく、さらにお酒も1杯付いてくるのでコスパも抜群。
オススメの串揚げの食べ方としては辛口のソースを使うとのことで、さっそく小皿にソースを取って串揚げを食べてみることに。串揚げ用に使われているパン粉は目が細かいもの。そのため口当たりが軽く、脂っこさもほとんど感じられません。串揚げはどの商品も美味しかったのですが、中でも肉の旨味が強いロースかつ、素材の水分が滴るしいたけかつが絶品です。
なお、セットドリンクは豪華なエビスビールも選べたのですが、揚げ物との相性を考えてスッキリとした味わいのウーロンハイを選びました。
「オムレツかつ定食」は揚げ時間が20分ほどかかることもあって、串揚げメニュー完食後に運ばれてきました。ちょい飲みの後に「オムレツかつ定食」を頼みたい場合は、つまみと一緒に注文しておくことをおススメします。
「オムレツかつ定食」は、メインのオムレツかつのほか、ハリのある炊き加減が特徴的な新潟佐渡のコシヒカリを使ったご飯、具沢山なみそ汁、自家製のお漬物がセットになっています。
早速オムレツかつ定食を食べてみると、メインのオムレツかつは、衣はとんかつと同じ粗めの衣を使っていることでザクザクとした食感を、衣の中のメンチ部分は柔らかでふわふわな食感が楽しめます。柔らかなメンチ部分には下味がしっかりと付いており、ご飯にのせて楽しむのが一番オススメです。
とんかつ単品も、定食の値段から200円引きで注文できるとのことなので、〆にロースかつ単品800円を注文。ロースかつは国産の熟成豚肉を使用していることもあって、さっぱりとした味わいながら旨味は濃厚。衣の油のキレも良く、基本のとんかつも美味しいです。
今回足を運んだ「とん清」は串揚げメニュー、創作かつ料理、メインのとんかつが美味しかったことに加え、トイレが男女別で広くキレイだったことが印象に残りました。また、店内全体のレイアウトが余裕を持った作りとなっていることもあって、思いのほか寛げる空間なのも嬉しいところ。
すでに忘年会シーズンとあって、宴会コースも2,500円、3,000円、3,500円の3種類が用意されています。宴会コースの内容はたとえば、サラダ、豚串焼き、牛タタキ、貝柱刺し、鶏竜田揚げ、自家製ソーセージ、肉豆腐、野菜串揚げ、揚げ物料理がといった構成。料理はお店と相談して決められるとのことなので、揚げ物オンリーで油ギッシュな飲み会を楽しむもよし、女性が多い宴会ならば野菜を多めにしてほしいといった要望も可能です。