【食レポ】毎日店舗でマグロを解体! 新鮮なマグロがさまざまに楽しめる「まぐろ商店」が新宿で12/3オープン
歌舞伎町といえば、話題の「俺のイタリアン」、立ち食い焼き肉店の「治郎丸」などが進出し、歓楽街からグルメ街と変化しつつあります。
そんな歌舞伎町で、12月3日(木)にオープンした「まぐろ商店」は、毎日マグロの解体ショーを行う、マグロ専門店。今回はオープン前のレセプションパーティーに参加してきましたので、その様子をお届けします。
料理メニューの構成は、生マグロ、おでん、おつまみとシンプル。生マグロのメニューは、生マグロの刺身や鉄火丼のほか、焼き物、鍋、シメの一品などさまざまな調理方法で楽しめます。生マグロ串もあるおでんの出汁には、鰹節ではなく鮪節が使用されています。
ドリンクメニューはビール、ホッピー、サワー、ハイボール、焼酎、ワイン、梅酒、日本酒などひと通り揃っています。日本酒はすべて一ノ蔵で統一。しかも、価格は安価なので、一ノ蔵ファンにはお勧めです。
レセプションパーティー時のマグロ解体ショーでは、40kgほどの本マグロを使用。通常の包丁では刃が立たないこともあって、まるで太刀のように長い包丁を使ってマグロを解体します。
大きい包丁を使って大きなマグロを解体していくので、解体ショーは3人がかり。手際よくマグロの解体が進められていきます。
作業は切り出すだけではありません。マグロの骨にこびりついた、“中落ち”と呼ばれる身の部分はスプーンでこそげ取られます。
さらに、マグロの背骨からは半透明なコラーゲンを採取。マグロの頭の部分や、カマの部分からも可食部分を切り出していきます。
マグロの身を切り出すのとあわせて、マグロの目玉や背骨の中のコラーゲン、脳天のお肉などの希少部位も鮮やかな包丁さばきでキレイに取り出されました。
ドリンクは一ノ蔵をはじめとしたアルコール類も注文可能とのことだったので、甘く美味しい「一ノ蔵 生樽」を堪能。和風マグロ料理店なのに、ワイングラスで日本酒を提供するところにセンスを感じます。
その後、鮪節の出汁を効かせたおでんを食べましたが、生マグロ串が旨味濃厚で絶品。続いて運ばれてきた生マグロヒレの手羽先風は、しっかりと脂が乗っていることで、マグロというよりも、何か脂が乗った動物の肉を食べたような食感と美味しさを感じます。
続いて、生のマグロの味が楽しめるマグロの桶盛りが用意されました。マグロの桶盛りには赤身とトロが入っており、赤身はさっぱり、トロは脂が乗って美味しく、本マグロの刺身とあって赤身、トロともにしっかりとした旨味も感じられます。
最後にシメの料理として、漬け生マグロの茶漬けが薬味とともに提供されました。シメに向いた料理とあって、さっぱりとした味わいながらも、マグロの旨味が濃厚。さらに何かプラスして食べたくなってしまうほどに後引く一品です。
今回は、「まぐろ商店」開店前のレセプションパーティーにてマグロの解体ショー、そして解体されたマグロを使った料理を楽しみました。
これまで都内でマグロを食べる際には、漁港で食べるマグロの味ほどに感動することはありませんでしたが、捌いたばかりのマグロは、都内で刺身を食べてきた時のガッカリ感がなく、漁港で食べるような新鮮で美味しいマグロが楽しめることに感動しました。
マグロ解体ショーのパフォーマンスも楽しめ、新鮮なマグロをさまざまな調理法で楽しめるわりに料理の価格はそれほど高くはなく、マグロ好きにはおススメ。酒類の種類も豊富です。日本酒については一ノ蔵に限定されるものの、リーズナブルな価格で銘酒が楽しめます。
歓楽街として知られる歌舞伎町も段々とグルメ街と化して来たこともあり、今後も歌舞伎町の外食動向に注目していきたいと思います。