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【食レポ】イタリアのミートボール“ポルペッティ”専門店「Me To bOwl」でがっつり肉料理をオシャレに楽しむ

[2016/1/14 03:39]

 所沢市といえば、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地である秩父市へと通ずる途中駅として知られ、市内には「となりのトトロ」の舞台になった狭山丘陵もある、アニメに縁の深い街です。

 今回は、そんな所沢市の玄関口である所沢駅近くで、昨年11月にオープンしたミートボール専門店「Me To bOwl」へ足を運びました。

「Me To bOwl」は西武池袋線、西武新宿線が交わる所沢駅の近くにあります

 イタリアではミートボールのことを「ポルペッティ」と呼ぶそうで、近年本場イタリアはもちろんのこと、ロンドンでもポルペッティ専門店がオープンするなど、ヨーロッパで注目されているそうです。

 「Me To bOwl」店内は、都内ではちょっと見られない店内は広々とした空間となっていて、子ども連れの客も気兼ねなく食べられる親子スペースも備えています。

 料理はイタリアンなミートボールことポルペッティの専門店を謳っているだけあって、ミートボールをメインにした創作料理が一番の売りですが、カルパッチョ、パスタ、ピザ、ステーキ、変わった料理でチーズフォンデュやミートフォンデュ、シメのデザートまで、イタリアンメニューを中心に幅広く用意されています。

 また、酒類を頼むとお通しとして出てくるポップコーンは食べ放題。肉料理がメインということもあり、聖地巡礼帰りの腹ぺこ族にも良さそうです。

「Me To bOwl」内部は、くつろいで食事ができそうな広々とした空間になっています
「Me To bOwl」のメニュー。ミートフォンデュ、チーズフォンデュ、前菜などが並びます
こちらのページではにサラダ、ピッツァ、パスタ、ステーキなどが並び、ガッツリ系メニューも用意
専門店とあってミートボールを使った料理が充実しています。デザートも用意されていて、幅広い客に向いたメニュー構成になっています

 ソフトドリンク・アルコールの飲み放題も30分500円(税別)で提供。さまざまなドリンクが店内カウンターに用意されています。中でも、各種焼酎や梅酒の一升瓶を逆さにした状態で提供するドリンクスタンドが目を引きます。

ドリンクバーではソフトドリンクのほか、焼酎や梅酒なども。左党にも嬉しいサービスです

 店舗の一番奥には壁とドアで隔離された「親子スペース」が用意されています。アルコール類が楽しめるお店では、お子さん歓迎のスペースを用意していることは珍しいこともあって、週末にの親子スペースはファミリー客の予約でいっぱいになるそうです。

お店の奥には壁とドアで隔離された「親子スペース」が。週末ともなるとファミリー客で賑わうとのこと

 料理はまず、お店の看板であるミートボールのメニューから「ミートボールのデミシチュー」1,080円を注文(価格はすべて税別)。「ミートボールのデミシチュー」は、柔らかく煮込まれたミートボールに、コクのある美味しさのデミシチューが絡んだ一品。

 旨味が時間とともににじみ出てくるきのこを投入することで、デミシチューならではの濃厚な旨味に加え、食べているうちにきのこの旨味が強く感じられるように味が変化し、食べ飽きにくくする工夫がされています。

まずはミートボールメニューから「ミートボールのデミシチュー」を注文
「ミートボールのデミシチュー」にはたくさんのきのこを入れることで、デミシチューのコクのある味わいの後にさっぱりとした旨味を感じる味に変化

 看板メニューのミートボールのほか、イタリアンな料理もオススメとのことで「ラザーニャ」1,280円も注文。「ラザーニャ」はコシの強い幅広のパスタと、さっぱりとしたトマトソース、コクのあるチーズが絡んだ一品。アツアツ出来たてとあって、冷めないうちに食べきるのがオススメです。

イタリアンメニューから「ラザーニャ」を注文
「ラザーニャ」はコシのある幅広のパスタに、トマトソースとチーズが絡んだアツアツな仕上がりで、美味しく堪能

 「ミートボール ~8種のソースで~」1,280円は、8つのミートボールにそれぞれ違う味付けが施されたもの。先ほど食べた「ミートボールのデミシチュー」とは異なり、しっかりと肉の食感が残ったミートボールで、味付けもすべて異なることで常に新鮮な気持ちで1つ1つミートボールが楽しめます。

ミートボール専門店ならではの「ミートボール ~8種のソースで~」は、1つずつ違う味付けのミートボールとなっていて、どんな味かワクワク感も楽しめます

 さらにメインディッシュとして、肉推しのチーズフォンデュこと「ミートフォンデュ」1,280円を注文。「ミートフォンデュ」は2種類のチーズで楽しめるチーズフォンデュで、チーズと合わせて楽しむ具材はバケットや野菜とあわせて、表面をカリッと焼き上げたステーキを用意しているところがポイントです。

メインには肉推しのチーズフォンデュこと、「ミートフォンデュ」を注文
「ミートフォンデュ」はワンプレートにステーキとパン、野菜が盛り合わされています

 表面はカリッと、中はミディアムな焼き加減のステーキはそのまま食べても美味しいのですが、チーズをくぐらせて食べると肉の旨味に加えてチーズの旨味が足されることでさらに美味しく楽しめます。

そのまま食べても美味しい、表面カリッと、中はミディアムな焼き加減のステーキ
ステーキをチーズにくぐらせて食べると、チーズの旨味でさらにステーキが美味しく楽しめます

 「ミートフォンデュ」ではチーズを2種類選択可能で、今回は「ナチュラルチーズ」、「バジルチーズ」を選択。ワンプレートに盛りあわされた食材はいずれも、どちらにつけても美味しいのですが、揚げ物やお肉はナチュラルチーズ、野菜などのさっぱりとした食材はバジルチーズと絡めて食べるのがオススメ。

チーズは2種類が選べます。揚げ物や肉はナチュラルチーズで楽しむのがオススメ
野菜などさっぱりとした食材はバジルチーズで楽しむのが美味しく感じられました

 食事の合間にはドリンクコーナーを何度か利用。実際に飲んでみて特に美味しく感じたドリンクは、「紀州シークワーサー梅酒」のソーダ割り。飲み放題とあって、お酒も炭酸の量も個々の好みの量で調整ができるので、いろいろなお酒をミックスして楽しむのも面白いと思います。

 食後のデザートとして、フルーツとアイスクリームがたっぷり使われた「Me Toパフェ」980円を注文。甘いアイスクリームと酸味のあるフルーツは相性抜群で、円やかな生クリーム、歯ざわりの良いシリアルなどとあわせてしっかり完食しました。

食後のデザートとしてフルーツとアイスクリームがたっぷり使われたお店オリジナルの「Me Toパフェ」を注文

 今回は、所沢駅近くにある「Me To bOwl」で、看板メニューの創作ミートボール料理とイタリアン料理を楽しみました。ミートボールは子どもが大好きな料理のひとつですが、1つ1つずつ味の違う「ミートボール ~8種のソースで~」は子どもといっしょに、次はどんな味かな、と楽しみながら食べるのにとくにおススメです。

 ミートボール以外にもイタリアンメニューも豊富に揃っているので、イタリアン居酒屋としての利用も可能。また、ソフトドリンク・アルコールの飲み放題が30分500円とワンコイン価格なので、さくっと料理とお酒を楽しみたい派にも使い勝手が良さそうです。

 また最初に触れた通り、西武線沿線には秩父市を舞台にした「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、飯能市を舞台にした「ヤマノススメ」などの聖地があります。「Me To bOwl」は、西武池袋線と西武新宿線とが交わる所沢駅の近くにお店があることもあり、西武線沿線での聖地巡礼後の食事処としてオススメします。

[池延大栄(大帝オレ)]