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【食レポ】日本にも進出して人気の点心専門店「鼎泰豊」。本場台湾の「鼎泰豊 台北101店」で堪能する

[2016/1/25 06:00]

 台湾発祥の「鼎泰豊」(ディンタイフォン)は、小籠包が看板メニューの点心料理店。日本にも進出していて、東京・横浜・名古屋・京都・大阪・熊本・福岡に全15店を展開しています。

 年末に初めて台湾に観光に行く機会があり、「鼎泰豊」池袋店で熱々の美味しい小籠包に舌鼓を打った思い出から、本場台湾で「鼎泰豊」の味を楽しもうと、台北市のランドマーク「台北101」地下1階にある「鼎泰豊 台北101店」を訪れました。

台北市のランドマーク「台北101」の観光も兼ねて「鼎泰豊 台北101店」へ

 「鼎泰豊 台北101店」は、MRT信義線「台北101/世貿駅」の出入口から近い場所にお店があります。「鼎泰豊」は人気店とあって待ち時間が1時間を超えることもあるそうですが、午後5時過ぎに着くと、夕飯にはちょっと早めの時間とあって待ち時間は15分と表示されていました。整理券を受け取り、待っている間に渡される注文票に、注文する料理と個数を記入します。

「鼎泰豊 台北101店」は、MRT信義線「台北101/世貿駅」の出入口近く
今回「鼎泰豊 台北101店」に足を運んだのは午後5時20分ごろで、待ち時間は15分ほど

 予定よりもやや早く席に案内されたあとは、店舗中央にあるガラス張りの厨房を覗いてみました。ガラス張りの厨房では、大勢の調理スタッフが小籠包などの点心を作っている姿を見学できます。

店内中央の厨房はガラス張りで、小籠包などの点心を作っている姿を見学可能

 厨房の様子を見学して席に戻と、入店時はそれほど混んだ印象がなかった店内は時間が経つにつれて賑やかに。本格的に混雑する前に入店してよかったと思いつつ料理ができあがるのを待ちます。

時間が経つに連れて店内は賑やかに

 まずは基本の小籠包5つ入り(100台湾ドル)、ヘチマとえび入り小籠包5つ入り(165台湾ドル)、鶏肉小籠包5つり(100台湾ドル)を注文。1台湾ドルは約3.5円です(2016年1月24日現在)。

 基本の小籠包は熱々ジューシーなスープの旨さが特徴的な一品で、以前日本で食べた「鼎泰豊」の小籠包よりも肉の旨味が強く感じられました。続いてヘチマとえび入り小籠包を食べてみると、えびの旨味を感じながらもヘチマの水分も相まってさっぱりとした味わい。

 蒸籠の中にカニ型の生地が入っていることが目印の蟹みそ入り小籠包は、蟹味噌の旨味に加えて五香粉のようなスパイスの香りが強く、良い意味で異国にいる気分が満喫できる一品。

 蒸籠の中にひよこ型の生地が入っていることが目印の鶏肉小籠包は、通常の小籠包よりもあっさり目な味わいながらも汁はさらにたっぷり。

 どの小籠包も共通して皮は薄くなめらか、出来立てとあって熱々。小籠包独特のスープも当然熱々なので食べる際にはやけどに注意が必要です。

緑がかった中身が特徴的なヘチマとえび入り小籠包は、海老の旨味をしっかりと感じながらもヘチマの水分によってさっぱりとした後味が特徴
蒸籠の中にかに型の生地が入っていることが目印の蟹みそ入り小籠包
小籠包は出来立て熱々なので、舌をやけどしないようご注意

 小籠包を3種類楽しんだあとは、えびワンタン醤油かけ(160台湾ドル)を注文。えびワンタンは皮はチュルッと滑らかな舌触り、中にはプリプリとした食感のえびがたっぷり入ったワンタンで、味付けの醤油もちょうどいい塩梅です。

小籠包を食べたあとはえびワンタン醤油かけを注文したところ、滑らかでチュルッとした皮の中にプリプリとしたエビが入ったワンタン

 熱々でスープが美味しい小籠包、皮がツルッとしたワンタンを堪能したあとは、シメにご飯物メニューの中からえびチャーハン(210台湾ドル)を注文。えびチャーハンに使われているえびはぷりぷり食感、ご飯はパラパラとした軽い仕上がりで、「鼎泰豊」で美味しいのは点心だけではないと実感しました。

最後にご飯物メニューの中からえびチャーハンを注文

 食事を終えて外に出ると、夕飯時の午後6時過ぎとあって待ち時間が50分になっていました。お昼時や夕方には待ち時間が1時間が超えることもあるそうです。あまり待たずに食べたい方はピークタイムを外しての来訪がおススメ。

店を出た午後6時過ぎは、夕飯時とあって待ち時間が50分に

 今回、初めて台湾の「鼎泰豊」を利用しました。台湾の「鼎泰豊」は、食事代にサービス料が10%プラスになりますが、価格は全般的に日本の6~7割ていど。また、日本の店舗とはメニューが異なり、より多種の料理が楽しめます。

 台湾の小籠包店で日本に進出しているのは、今回ご紹介した「鼎泰豊」のほか、東京都を中心に出店している「京鼎樓」も。次回以降台湾に来訪する機会があれば、「鼎泰豊」や他のローカルな小籠包店に足を運ぶのとあわせて、本場台湾の「京鼎樓」にも足を運んでみたいと思います。

[池延大栄(大帝オレ)]