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【食レポ】丼と定食で「メンチカツ」の仕上がりが違う~期間限定・かつやのメンチカツメニュー2種を食べ比べ

[2016/1/27 11:13]

 とんかつ専門店「かつや」は、1月15日より期間限定メニュー「デミグラスメンチカツ丼」、「デミたまメンチカツ定食」の販売を開始しました。いずれも、デミグラスソースとメンチカツを合わせた見た目にもボリューム感のある一品。

 価格は、丼メニューの「デミグラスメンチカツ丼」が490円、鉄鍋で煮たデミたまメンチカツ、ごはん、とん汁をセットにした「デミたまメンチカツ定食」は690円(いずれも税別)。

 とんかつ専門店「かつや」は、北米産の豚肉をチルドの状態で2~3週間熟成し、旨味が増した状態で調理する、昨今流行りの“熟成肉”とんかつ店。店舗でパン粉付けし、誰でも簡単に美味しいとんかつを揚げることのできるオートフライヤーで調理することで、看板商品の「カツ丼(梅)」490円(税別)など、コスパの良いメニューを提供しています。

 今回は、神田駅から近い「かつや 神田東口店」を利用。店外の商品写真を見ると、丼メニュー、定食メニューともに美味しそうな予感が。この際、両方食べてみることにしました。

今回「かつや」の新商品「味わい探しデミグラス」シリーズを食べたのは「かつや 神田東口店」
店舗でも期間限定の「デミグラスメンチカツ丼」と「デミたまメンチカツ定食」の大きな写真が。どっちもウマそう!

 まずは、「デミグラスメンチカツ丼」を注文。「デミグラスメンチカツ丼」はふっくらごはんの上に千切りキャベツ、大きなメンチカツがのったシンプルなメニュー。

 メンチカツからは揚げ物ならではのザクザクとした衣の歯触り、衣の中のお肉からは旨味と肉汁がたっぷりと感じられます。デミグラスソースについてはそれほど存在感はなく、メンチカツならではの食感と美味しさを活かした仕上がりです。

ご飯の上に千切りキャベツとデミグラスソースをかけたメンチカツが乗った「デミグラスメンチカツ丼」を注文
メンチカツは、衣の歯ざわりやジューシーさを強く感じる仕上がり。もう少しデミグラスソースをたっぷりかけてくれるとさらに満足度がアップしそう

 ボリュームのあるメニューで、一度に丼と定食を食べるのは厳しかったので、丼を完食後しばらく時間をおいて、再び「かつや 神田東口店」へ! 今度は「デミたまメンチカツ定食」を注文。

 「デミたまメンチカツ定食」はデミグラスソースでアツアツに煮込まれた「デミたまメンチカツ」、野菜たっぷりで塩分ひかえめなとん汁、ふっくらとした炊き加減のごはんがセットになった定食メニュー。

「デミたまメンチカツ定食」は、アツアツの「デミたまメンチカツ」、野菜たっぷりのとん汁、ごはんのセットメニュー

 メインの「デミたまメンチカツ」を食べてみると、メンチカツをデミグラスソースで煮こんだ商品とあって食感が柔らか。「デミグラスメンチカツ丼」のメンチカツはカリカリした衣の食感、じゅわっと肉汁が垂れてくるジューシーさがありましたが、こちらは煮込みハンバーグのような食感になっています。

 メンチカツならではの食感の消失は残念ですが、しっかりデミグラスソースで煮こまれたことでごはんとの相性は「デミグラスメンチカツ丼」以上に抜群。「デミグラスメンチカツ丼」風にごはんに載せて楽しむのもオススメです。

「デミたまメンチカツ」はデミグラスソースで煮こんであることもあって、メンチカツというよりも柔らかな煮込みハンバーグを食べているような食感
「デミたまメンチカツ定食」のメンチをごはんの上に乗せて「デミグラスメンチカツ丼」として食べてみる。ソースたっぷりなのでごはんとの相性バツグン

 今回「かつや」の期間限定商品、デミグラスソースとメンチカツを組み合わせた「デミグラスメンチカツ丼」、「デミたまメンチカツ定食」を食べてみました。

 美味しさについては甲乙つけがたいのですが、肝心なメンチカツらしさは、デミグラスソースを後からメンチカツにかけた「デミグラスメンチカツ丼」に軍配があがり、「デミたまメンチカツ定食」はデミグラスソースでメンチカツを煮込んだことで、外側カリカリ内側ジューシーなメンチカツならではの食感はありません。ただし、煮込んでデミグラスソースたっぷりなので、ごはんとの相性は「デミグラスメンチカツ丼」のメンチカツ以上に良好でした。

 なお、店内では次回の限定メニュー「増し増しやさいのチキンカツ丼」、「増し増しやさいのチキンカツ定食」2月19日発売を予告していました。かつはもちろんごはんが美味しい「かつや」のメニューとあって、機会があれば次回の期間限定商品も食べてみたいと思います。

[池延大栄(大帝オレ)]