【食レポ】ニューヨークスタイルの渋谷「DOOR」で、ニューヨーク名物1ドルピザとめちゃ旨「オーバーライス」
渋谷区宇田川町と言えば、渋谷センター街がある若者文化を代表するエリアですが、昨年6月には人気オリエンタルビストロ「AGALICO」、今年5月には新橋で人気の魚介系居酒屋「魚金」が進出。以前よりも美食が楽しめる場所に変化し始めています。
そんな宇田川町にお店を構える「DOOR」は、ニューヨークスタイルの料理や空気感が味わえるバル。お店のある宇田川町の変化に対応して今年6月からメニューを大幅に刷新しました。
目玉商品として、17時から19時までの時間限定で「$1ピザ」の提供をはじめました。価格は米ドルの通貨レートに合わせて変わるので、現在ならおおむね105~110円程度というところ。
ニューヨークではピザやホットドッグは手軽なランチとしてお馴染み。数多くの業者がしのぎを削っているため、筆者も「$1ピザ」の美味しさとコスパの良さにはびっくりしました。
今回足を運んだ「DOOR」は、人気のオリエンタルビストロ「アガリコ 渋谷店」と同じパークビル4Fにあります。
「DOOR」のオーナーはニューヨーク在住経験も長く、リアルなニューヨークを店内で感じることができるよう内装にもこだわったとのこと。味だけではなく、店内の雰囲気もまるごとニューヨークスタイルが楽しめます。
今回は夜営業のオープン開始直後に足を運び、まずは時間限定の「$1ピザ」を注文。その日の米ドル通貨レートによって価格が変化する「$1ピザ」は、店に行った6月7日は108円でした。
「$1ピザ」は、ニューヨーク名物の「$1ピザ」と同じくらいのサイズに調整しているそうですが、つまみとして楽しめるよう、現地よりも生地は薄め。
ピザ生地を薄くしたことで、食感はスナック菓子のようにサクサク。ピザに使われているトマトソースはコクと旨味が濃厚な自家製です。
その後はメニュー刷新前から人気の「チキンオーバーライス」800円を注文。「チキンオーバーライス」はニューヨークで楽しめる「チキンオーバーライス」の雰囲気を再現するため、ニューヨークの店舗でも使われることの多いスチロール箱を使用。テイクアウト注文も可能です。
「チキンオーバーライス」は、スパイスの効いたチキンがメインで食べごたえもありながら、さっぱりしたヨーグルトソース、ピリッと辛いチリソースの効果で後味スッキリ。チキンの下のサフランライスも絶品です。
本場の「チキンオーバーライス」にはインド料理で見かけるインディカ米か、アメリカの米を使うことが多いそうですが、「DOOR」ではごはん自体の美味しさを第一に、国産米を使用。調理方法や味つけなどは本場の再現に尽力しつつも、コメの味にこだわる日本でも受け入れられる美味しさになっています。
最後に大きなミートボールとバケットを添えた「ジャンボNYミートボール」400円を注文。ニューヨークではミートボールの人気が高いこともあって、ミートボール専門店も次々にオープンしているそうです。
ミートボールはつなぎになる素材をほとんど使っていないのか、肉の旨味がシンプルに感じられる力強い味わい。酸味の効いたトマトソースで後味もスッキリ。
ミートボールを食べ終わった後に残ったトマトソースは、一緒に用意されたバケットと一緒に合わせて完食。
今回ニューヨークの食文化を伝える「DOOR」で、新メニューとして提供開始した「$1ピザ」を食べてきました。
「チキンオーバーライス」は、以前別のレストランで食べたことがありますが、かなり脂っこく美味しい印象がありませんでした。「DOOR」の「チキンオーバーライス」は、味つけはニューヨークに準拠するものの、肝心のご飯を日本米を使用するなどの工夫もあって美味。サフランライスも美味しく、ヨーグルトソースの酸味と、スパイスの効いた力強い味わいのチキンとも相性ぴったりで感動しました。
今回は料理をしっかり楽しむためにお酒は飲みませんでしたが、「$1ピザ」を提供する17時から19時の間(ラストオーダー18.30)は、1,200円飲み放題サービスも実施。オススメのアルコールとしては、ブルックリンシリーズのビールも複数取り扱っています。
早い時間帯には手軽な「$1ピザ」、「飲み放題」も楽しめることから、本格的な飲み会の前に行う0次会にもピッタリ。また、金土と祝日の前日には朝5時まで営業しているので、終電を逃してしまった時にも使い勝手が良さそうです。