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全国初の闘牛レトルトカレーが数量限定発売。全部で20種類の「闘牛カード」入り!

[2016/6/21 16:32]

 沖縄県今帰仁村で観光業・飲食店を経営する上間商店が、全国初となる沖縄闘牛肉を使ったレトルトパウチの「闘牛カレー」を開発。2016年6月中旬より沖縄県内の道の駅・飲食店にて販売を開始しています。

 委託製造先は沖縄ハム総合食品。内容量は250gで、希望小売価格は1,250円(税込)となっています。今後は製造量を増やし、沖縄県外の店舗や公式オンラインショップでの販売も予定しているそうです。

 1箱に1枚、沖縄闘牛の歴史や人気の“スター闘牛”情報満載の「闘牛カード」入り。カードは全部で20種類あります。

 大きめにカットされた闘牛肉を使用した、ボリュームたっぷりのレトルトカレーで、じっくり煮込むことでお肉はしっとり柔らかく、沖縄県産の青パパイヤ・島とうがらしを使用することで、しっかりとした辛さとコクのある味わいに仕上げたとのこと。

 沖縄では、戦前から娯楽として牛と牛とが対決するのが闘牛が親しまれているそうで、今も県内数カ所の闘牛場で定期的に大会が開催されていますが、近年はコスト面や人材不足などの理由からかつての賑わいが薄れてきているとのこと。

 通常、闘牛は4歳でデビューし、闘争心を失った場合や10歳前後まで年を重ねた時に引退となります。これまではほとんどが関係者の間だけで売買され、地元でひっそりと愛されていた幻の牛肉が、「闘牛カレー」で味わえます。

 闘牛肉は、牛主とともに日々トレーニングを積み、草を中心とした飼料によって丹精こめて育てられたアスリート肉。その肉質は、余分な脂肪分がつかず、筋肉質な赤身が多いのが特徴となっています。肉質は硬めでも、じっくりと煮込むことで柔らかく、独特のうまみが味わえるそうです。

 国内・海外観光客に向けた沖縄闘牛PRプロジェクトの1つとして、また牛主からの引退闘牛の有効活用を望む声を受けて企画。上間商店が牛主から適正価格で闘牛肉を定期的に仕入れることで、次の闘牛購入資金となり、沖縄闘牛の飼育数増加につながることを期待しているとのことです。

[古川 敦]