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大勝軒で山岸一雄さんの秘蔵のレシピ「カレーライス」が40年ぶりに復刻。明日23日(火)から期間限定販売

[2016/8/22 11:32]

 大勝軒TOKYOが運営する「お茶の水、大勝軒」では、“ラーメンの神様”山岸一雄さんの「秘蔵のレシピ」シリーズ第一弾「冷やし五目そば」に続いて、第二弾として40年ぶりに「カレーライス」を復刻し、2016年8月23日~11月30日の期間限定で販売します。価格は770円(税込)。なお、「神田カレーグランプリ2016」の予選にエントリー予定とのことです。

復刻版 カレーライス

 大勝軒といえば「つけ麺」のイメージですが、1961年の創業当時は「つけ麺」以外にも「タンメン」や「チャーハン」、「カレーライス」など、あらゆるメニューが人気だったとのこと。しかし「つけ麺」が大人気となったことで、いつの頃からか「つけ麺」以外のほとんどのメニューが封印。

創業当時のメニュー

 大勝軒TOKYOでは、これまで、生前の山岸一雄さん監修の元、「タンメン」、「カレー中華」、「シュウマイ」など様々なメニューが復刻されましたが、今年から「秘蔵のレシピ」シリーズとして、2015年にこの世を去った山岸さんが遺したレシピを元に、「忘れられた名作」を復活させています。

復刻版 餃子

 神奈川県の横須賀で育った山岸一雄さんは、海軍だった父親に連れられて、「海軍カレー」を食べることが何よりの楽しみで。その後、修行して中野大勝軒で店長を務めるようになってから、中華料理店ながら、幼少期より大好きだった「カレーライス」を提供することに。また、「そば屋に『カレー南蛮』や『カレーうどん』があるんだから、ラーメン屋に『カレーラーメン』があってもいいじゃないか」と考え、「カレーライス」と同じルーを使い、スープに工夫を凝らした「カレー中華」を考案したそうです。

復刻版 カレー中華

 大勝軒のカレーライスは豚肉、玉ねぎ、にんじん、ジャガイモをラードで炒め、ラーメンスープにカレー粉、そして秘密の隠し味を加えてじっくり煮込んだオリジナルカレー。ラーメン用の仕込みですでに5時間以上煮込んだ大勝軒のスープを使うことがコクの決め手。本格カレーというより、お蕎麦屋さんや家庭で慣れ親しんだ日本ならではのカレーライスとのこと。小さなお子様からお年寄りの方まで楽しめるよう、辛さは控えめになっているそうです。

[古川 敦]