国内最大級、コーヒー好きのためのコーヒーのお祭り! TOKYO COFFEE FESTIVAL 2016 autumnに行ってきました
青山の国連大学前広場で、9月24日(土)・25日(日)の2日にわたり東京コーヒーフェスティバル(TOKYO COFFEE FESTIVAL 2016 autumn)が開催されました。
4回目となるこのフェスティバルは、2日間で70店近い国内外のコーヒーロースターやバリスタなどが出店する、国内最大級のコーヒー好きのためのコーヒーのお祭り。となれば、コーヒー豆と出会うためなら南米だってアフリカだって飛んで行くコーヒー産地オタクのmameことワタクシが行かずにいられるはずはない。
というわけで、いそいそ出かけてまいりました。
まずは飲み比べチケットを入手します。予約しておいたカップ付セットを受け取り、いざ会場へ!
開場と同時に100人を超す長蛇の列ができたのは、スウェーデンのStockholm Roast。
6つのオリジン(産地)の異なるコーヒーを提供していて、3回並んで、そのうちのニカラグア、エチオピア、ケニアの3つを飲み比べましたが、どれもすっきりと飲みやすく、それでいてそれぞれの豆の個性がはっきりしていて、フルーティな素晴らしいコーヒーでした。このコーヒーが1杯あたり200円で飲めるなら、並んででも飲む価値ありと大満足。
台湾からは台湾のバリスタチャンピョンのSimple Kaffa、珍しい台湾・阿里山産のコーヒー豆を紹介する爐鍋★★LUGUO CAFEなど4つのロースターが出店し、日台コーヒー交流しています。
シングルオリジンからブレンド、はちみつとレモンピールを加えたアイスコーヒーなど、国内出店者もそれぞれ個性のあるコーヒーを提供しています。いろいろ飲めて楽しい♪
リンゴのような甘酸っぱさを感じるブルンジのCOE(カップオブエクセレンス)に輝く最高品質のコーヒーは、リカーを加えてカクテル風に飲む、おとなのコーヒーを提案。
ブルンジ――現地に日本大使館もなく、行きたくても行けないアフリカ大陸の国。そんな遠い国のコーヒー豆とここ青山で出会うことに、コーヒーならではのロマンを感じます。
一口目はチョコレート、少し冷めてきたらさわやかな酸味が際立った魅力的な香味のコーヒーを生産しているニカラグアの農園は、日本人、それもバックパッカーで旅をしていて現地のコーヒーと出会ってコーヒー園を買ってしまった青年がオーナーだそう。夢があるなぁ
カップケーキ、ドーナツ、パンなどコーヒーのお供としてお馴染みのスイーツが並ぶ中、異色の甘味「和三盆」を紹介しているのは、昨年誕生したばかりの若い和三盆ブランドHIYORI(ヒヨリ)です。
「えっ!本当にカカオと砂糖だけでつくった味なんですか!?」と聞かずにはいられないMinimalのチョコレートも。FRUITYは、果汁を加えたのではないかと思いたくなるほど「果実らしさ」を感じます。ナッツを感じるNUTTY、スパイシーなSAVOYなどもあり、カカオの品種や焙煎度合、砂糖をブレンドする量やタイミングでこんなに味が変わってくるとは、衝撃のチョコレートです。作り手のコーヒーへの情熱を感じます。1枚50gで1,080円~1,410円
歩き回って体力も使ったので、しっかりランチをいただきます。化学調味料はもちろん、小麦粉も砂糖も不使用の薬膳カレー。カレー、ピザからタイ、ベトナム料理まで、バリエイション豊かなキッチンカーが並び、フードの選択肢もいっぱいです。
なかなか出会えないコーヒーグッズの買い物も楽しめます。
出店会場だけでなく、トークイベントやワークショップも併催され、世界のコーヒーカルチャーに触れることができる「東京コーヒーフェスティバル」。遙かな生産地で生まれたコーヒー豆が長い旅路を経てワタシタチに運んできてくれるしあわせに感謝しながら、ふと、今いるここが、国連大学の敷地であることに不思議な気持ちにもなるのでした。
会場の隅から隅まで味わい尽くし、近づく秋の長い夜をともに過ごすコーヒーやお気に入りのスイーツも発見し、コーヒーでちょっぴりたぷたぷになったおなかを抱えつつも足取り軽く、会場を後にしました。