今見てもカッコイイ！ 手塚治虫氏のすべての表紙絵を一冊にした「表紙絵集」が刊行～江口寿史氏や、祖父江慎氏のインタビューも

　手塚治虫氏が手がけたすべての“表紙絵”をまとめた「手塚治虫表紙絵集」が、玄光社から2016年10月31日(月)に発売されました。A4判248ページで、価格は3,000円(税別)。

　手塚治虫氏がこれまで手がけた表紙絵すべてを集めた初の表紙絵集で、戦後間もない頃の初期作品から晩年の作品まで、単行本、雑誌表紙、各種全集はもちろんのこと、雑誌付録やレコード、カレンダー、他の作家のために描いた書籍カバーまで、ありとあらゆる表紙絵を時系列でおよそ1,200点を収録しています。監修は手塚プロダクション資料室室長の森晴路氏。

第1章の扉

デビュー直後の作品表紙

1950年代の「少年」付録冊子の表紙

W3(ワンダースリー)やジャングル大帝のコミックス表紙

　表紙絵以外にも、タイトルロゴ集や、キャラクター挿絵集、アトリエ訪問なども掲載。「手塚治虫ファンだけでなく、デザイナーやクリエイターの方の資料としても活用できる」(同社)とのことです。

手塚治虫全集の表紙と、全集を宣伝する内容が記載された年賀状

祖父江氏も絶賛のタイトルロゴ集も9ページ

カレンダーやレコードジャケット、ステーショナリーなど漫画以外のために描き下ろした作品群も紹介

　インタビューには江口寿史氏(漫画家）、祖父江慎氏(ブックデザイナー）、菊池亜希子氏(女優・モデル）が手塚治虫の魅力を語ります。

手塚治虫を語るクリエイターインタビュー　祖父江慎氏

漫画全集裏表紙キャラクター挿画集も9ページ