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史上初のトクホ「コカ・コーラ」誕生! 特定保健用食品「コカ・コーラ プラス」が本日27日(月)発売~60周年のコカ・コーラ史上初の日本向け

[2017/3/27 16:49]

 コカ・コーラシステムが、「コカ・コーラ」史上世界初となる特定保健用食品(トクホ)の「コカ・コーラ プラス」を、2017年3月27日(月)を新発売しました。470mlPETで、メーカー希望小売価格は158円(税別)。

 同社では「健康意識が高く、おいしさへのこだわりが強い日本のお客さまにご満足いただけるようコカ・コーラ社が総力をあげて開発した」とのことで、期間限定製品以外で、日本市場をターゲットにした「コカ・コーラ」の新製品は、2017年に60周年を迎える日本の「コカ・コーラ」ビジネスの歴史においても初めてとしています。

 「コカ・コーラ プラス」は、日本向けに開発された製品で、食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする関与成分(特定の保健の目的に資する栄養成分)の難消化性デキストリン(食物繊維)を配合した特定保健用食品。「コカ・コーラ」ならではのおいしさはそのままに、トクホの機能をプラスしたとのこと。

【コカ・コーラ】「コカ・コーラ プラス こう見えて」篇 30秒 Coca-Cola

 製品1本(470ml)当たり、難消化性デキストリン(食物繊維)を5g配合。1日当たり1本を食事と一緒に飲用することで、食事から摂取した脂肪の吸収を抑え、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにするとのこと。「コカ・コーラ」ならではのおいしさと、トクホの機能を糖類ゼロ、カロリーゼロで実現。「健康が気になるけれど、おいしさにはこだわりたい40代以上の日本人」にトクホコーラ炭酸飲料の新たな選択肢を提供するとしています。

 「コカ・コーラ」製品はおいしさと質を担保するため、従来はアトランタ本社が主導し、グローバル視点で開発されてきましたが、「日本人はおいしいものへのこだわりが強く、日本市場は多種多様な飲料製品が並ぶ厳しい競合環境下にあります。さらに、高齢化社会によって消費者の健康寿命への意識が非常に高い特殊な市場」とのことで、日本向けに新たな機能価値を提供できる製品開発を2007年から取り組み、「コカ・コーラ」ブランドでトクホ機能を持った製品の新処方開発に動き始めたとのこと。

 同社の調査では、トクホのコーラ炭酸飲料は2012年に発売されてから2013年に拡大して以降は縮小傾向が続いており、日本の消費者はトクホの炭酸飲料にもおいしさを求めていることが明らかになったとしています。

 パッケージも新たな特長を持つ製品であることが一目でわかるように、ベースカラーにホワイトを採用。キャップ、ロゴ、製品名、そしてトクホ機能など製品特長を伝えるポイントは「コカ・コーラ」 のブランドカラーであるレッドで統一されています。

 R&D アジア・パシフィック 製品開発ディレクターのダビッド・マクイル氏によれば、「トクホは日本独自の制度ですので、トクホではありませんが、今後日本での反響次第で、『コカ・コーラ プラス』が世界で発売される可能性はあるかもしれません」としています。

 原材料は食物繊維(難消化性デキストリン)/炭酸、カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、 香料、カフェイン。1本(470ml)当たり、エネルギーは0kcal、たんぱく質、脂質、炭水化物、糖質、糖類は0g、炭水化物5.2g、食物繊維5.2g、食塩相当量0.08g、カフェイン45mg。

[古川 敦]