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モンドセレクションは金を払えば誰でも金賞を獲れる!? 公認エージェントのFoods R&Dが2017年の日本の受賞商品調査結果を発表~受賞結果が期待通りでなければ非公開にできる!

[2017/7/7 19:40]

 モンドセレクション公認エージェントのFoods R&Dが、今年マルタで開催された授賞式の後に「モンドセレクションはお金を払えば誰でも金賞が受賞できるのか」という問い合わせが増えているということで、今年公開された受賞結果の日本企業の集計調査の結果を発表しました。

 モンドセレクションは、ベルギー王国の国家組織機関、各分野の専門家の指導のもと化学と法規を重視した客観的な審査評価を取り入れ、ジョセフバーゼ氏とジュール・ルネ・コラ氏により「公正中立で独立した品質の審査評価機関」として創立。経験ある専門家が、細菌化学分析過程と官能分析過程にて審査評価が行なわれています。

 受賞結果が銀賞や銅賞など期待通りでなければ非公開にすることができるため、公開情報だけでFoods R&Dが集計すると「連続受賞ではない、はじめて出品した場合の金賞以上の受賞率は、誰でも金賞を受賞できる状況ではないことがわかった」とのこと。

 対象商品は日本企業が2017年に受賞した商品1,487品(公開のみ)。受賞商品の中には昨年金賞を受賞した商品を再度連続で出品し受賞しているものも含まれています。昨年と今年の日本の食品飲料4部門の受賞商品を調べると、今年受賞した1,487品のうち、連続受賞が842品、連続でない初受賞が645品で連続受賞が約57%も占めています。

 食品部門の日本の受賞商品数を調べた結果、最高金賞の受賞率については連続受賞の場合は29.5%、連続でない初出品の場合は3.3%で、金賞の受賞率については連続受賞の場合は53.1%、連続でない初出品の場合は33.1%で、食品飲料4部門の中で一番難しい受賞率と分析しています。

 なお、出品者には、4月に受賞者に結果が通知され、その時点で受賞結果の公開・非公開を選択できるため、非公開を希望すれば授賞式で配布される受賞リストに掲載されず、日本企業の非公開商品数がどのくらいあるのか公開されていないため、「非公開を含む実際の受賞率は今回の調査結果よりも低くなると考えられる」としています。

非公開も含む世界全体の受賞実績(2017年、全カテゴリー合計)
[古川 敦]