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チョコをコスト制限限界の7.5%まで増量! 14年ぶりのリニューアル「4代目ブラックサンダー」が本日11日(月)発売~らしさを最大限に活かしつつ、ルックスも中身もパワーアップ

[2017/9/11 12:24]

 有楽製菓が、年間売上1億3,000万個を誇るチョコバー「ブラックサンダー」を2003年から14年ぶりにパッケージと味を一新した「4代目ブラックサンダー」を、2017年9月11日(月)から発売します。内容量は標準21gで、参考価格は30円(税別)。また、ファミリーパックタイプの「ブラックサンダ ーミニバー」もリニューアルして同時に発売されます。内容量は173g(個装紙込み)で、参考価格は300円(税別)。

「4代目ブラックサンダー」

 「4代目ブラックサンダー」の味は、ブラックサンダーのザクザク感の決め手となるプレーンビスケット&ココアクッキーの配合はそのままに、カバーチョコレートをコスト制限ギリギリの7.5%まで増量。よりチョコレート感を強く感じられるようになり、トランス脂肪酸フリーの対応を行ない、卵アレルゲン原料も排除。

 同社では、「美味しさに加え安心・安全面も万全にしました。もともと味・価格・ボ リュームを合わせたコストパフォーマンスで高い評価を得ていますが、価格を据え置いた改良・ボリュームアップとなり、お得感が一段とアップした」としています。

 パッケージは「ブラックサンダーらしさ」と「“さらに、おいしそうに”見えること」をテーマに、基本色「黒・金・赤」をキープしつつ、「ブラック」の文字を初めて黒から白になり、遠くからでも一目でわかるNEWロゴに変更。ザクザク食感がリアルに感じられ、「一目でわかる視認性」、「疾走感」を持たせたスタイリッシュなデザインにしたとのこと。キャッチフレーズは「“パワーアップ”、”若い女性”に大ヒット中!」。カロリーは112kcal。

4代目ブラックサンダー誕生背景

 「ブラックサンダー」は1994年の販売開始から約10年間まで、一時は販売終了を検討するほど売上が低迷。2003年8月の“3代目”リニューアルで「商品名を一目で憶えてもらえるように」との願いを込めてパッケージを大きく変更。その後、独特のネーミングのほか、大学の生協などで「30円でこのボリュームはお得」などの口コミが広がった結果、同社最大のヒット商品として定着。

「ブラックサンダー」年別出荷個数推移

 「3代目ブラックサンダー」のヒットを受けて、2005年から「ブラックサンダー」をシリーズ化し、現在までに100種類以上の「ブラックサンダー」派生商品を発表。2003年からの約10年で100倍近い売上を記録する一方で、「ブラックサ ンダー」本体については、「3代目=社史最大のヒット商品」として社内外でアンタッチャブルな存在に。

 しかし、2003年から10年以上の歳月を経る中で、食の安全等、食品に対する社会的関心の高まりやユーザーの年代や層が徐々に変化。次の10年への更なる飛躍に向けて、3代目が築いた「ブラックサンダーらしさ」のエッセンスを最大限に活かしながら、ルックスも中身もパワーアップして発売することにしたとしています。

【初代ブラックサンダー】 1994年に豊橋工場で誕生 初期の商品名はアルファベット表記 商品名はココアクッキーを連想させる “ブラック”をキーワードに考案
【2代目ブラックサンダー】 2000年リニューアル第1弾 商品コピーに「おいしさイナズマ級!」初登場
【3代目ブラックサンダー】 2003年8月リニューアル第2弾 商品名をカタカナ表記に変更 商品コピーに「若い女性に大ヒット中!」出現

「ブラックサンダー ミニバー」3代目

 ブラックサンダーの個包装ファミリーパックタイプ リニューアル内容は「4代目ブラックサンダー」を踏襲。パッケージは透明フィルムからアルミ蒸着フィルムに変更し、イナズマ部分がキラキラと光って見えるようになっています。

 その他のリニューアルポイントは「4代目ブラックサンダー」と同様で、チョコレートとビスケットのバランスを再検討し、さらなる美味しさを追求したとのこと。

「ブラックサンダー ミニバー」3代目
[古川 敦]