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おにぎりやパンが買える自販機! セブン‐イレブン初「セブン自販機」のテスト設置開始~4温度帯管理で、期限切れは自動で販売中止。近隣店舗が管理・運営し売上を計上

[2017/9/19 17:50]

 ファミリマートが「自販機コンビニ(ASD)」で先行しているコンビニ自販機分野に、セブン‐イレブン・ジャパンが初の取り組みとして、食品自動販売機「セブン自販機」のテスト設置を開始したと、19日に発表しました。

 セブン‐イレブン・ジャパンでは、店舗を出店するに至らないものの一定のニーズが見込める「マイクロ・マーケット」(極小商圏)に着目し開始するとしており、オフィスビルや工場、物流センター、学校などの従業員休憩所や待合室、食堂などへの設置を想定。2017年度中に100台まで順次拡大するとしています。

 「セブン自販機」内の温度は4温度帯で管理され、セブン‐イレブン店頭で取り扱っているおにぎりやサンドイッチ、パンなどのオリジナル商品を中心に販売。商品数は最大75アイテム(大:60アイテム、小:15アイテム)で、現金決済となっています。日々の販売状況を管理し、ニーズに合わせた品揃えを実現するほか、販売期限が切れると販売を中止する「自動販売停止機能」も装備しています。

 サイズは奥行852×幅2,023×高さ1,834mm(大小2台連結利用)、面積は約1.7平方メートル(0.5坪)、重量は約555kg(商品込約 615kg)。設置場所に合わせて選べる2色の本体色が用意されています。

 管理・運営は近隣に位置する店舗が行ない、商品の運搬・補充や鮮度管理まで一貫して行ない、その店舗に売上を計上する仕組みとなっています。同社では「今後も『近くて便利』なお店を目指すとともに、各地域になくてはならない社会インフラとしての役割を果たすべく、取り組む」としています。

[古川 敦]