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その固さ、まさに日本刀!? 関市と井村屋の“固い”絆で日本刀アイス「あずきバー」が完成~高校生のアイデアを具現化

[2017/9/28 17:42]

 世界でも有数の刃物のまちとして知られる関市が27日、高校生が発案した「日本刀アイス」を、固いと評判の井村屋の「あずきバー」で共同製作し、2017年10月7日(土)、8日(日)に開催する「第50回刃物まつり」で展示すると発表しました。関鍛冶伝承館(関市南春日町9-1)で10時~17時まで展示されます。

日本刀アイス「あずきバー」の試作品を手にする尾関健治市長

 井村屋の「あずきバー」は、“固いアイス”として知られており、2015年に、その固さが「折れず、曲がらず、よく切れる」が特徴の関市の日本刀と共通していることから、「あずきバーが固いのは関市の刀匠の鍛錬によって鍛えられたから」という投稿がSNS上で話題になりました。

 その盛り上がりを契機として井村屋会長による関市への表敬訪問や、関市内イベントでの「あずきバー」の無料配布が行なわれ、昨年は名古屋市内でのコンセプトカフェ「関鍛冶CAFE&あずきBAR」の開催や、刃物まつりでの「関鍛冶CAFE&あずきBAR」出店販売を通して、“固く”良好な関係を構築してきたとのこと。

 今年、刃物まつりが第50回を迎え、新たなご当地名物を目指して、高校生のアイデアである「日本刀アイス」の商品化に関市内の若手経営者で組織する「日本刀アイスを作る会」が乗り出す一方、関市では高校生のアイデアを井村屋へ届け、“固い”「あずきバー」を利用した“固い”「日本刀アイス」の製作を開始したそうです。

 製作が進んでいく中で、「日本刀アイスを作る会」のノウハウが生かされ、関市、井村屋、日本刀アイスを作る会の3者が協力して、刀身約65cm(全体約87cm)と、実際の日本刀に引けを取らない大きさの日本刀アイス「あずきバー」(非売品)が完成したとしています。

[古川 敦]