“王将”違いです! 「大阪王将」の鈴木奈々さんの腰回しCMが下品と「餃子の王将」に苦情殺到~「餃子の王将は冷凍餃子の販売を一切行なっていません」
王将フードサービスが運営する「餃子の王将」が、現在、イートアンドが運営する「大阪王将」の冷凍餃子「大阪王将 羽根つき餃子」のTVCMについて、表現が下品であるなどの苦情が会社を誤認して、多数寄せられていることを明らかにしました。
「大阪王将 羽根つき餃子」のTVCMは、タレントで大阪王将餃子大使の鈴木奈々さんを起用した「これは羽根つき」篇が2017年10月19日(木)から全国で放映されています。古城のような落ち着いた雰囲気の広間で、シックなドレスに身を包んだ鈴木奈々さんが、「大阪王将 羽根つき餃子」を手に、しっとりとしたピアノの調べに乗って、「コレは羽根つき、これは腰つき」と歌いながら、腰を回しています。
「餃子の王将」では、「イートアンド社との誤認をされましたお客様には、ご迷惑をお掛けしておりますことお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「『餃子の王将』は、『大阪王将』とは 資本関係も業務提携関係にもない、全く無関係の類似会社です。したがって、『大阪王将』のCMに関して、『餃子の王将』は、全くの無関係です。『餃子の王将』は、『羽根つき餃子』を含め、『冷凍餃子』の販売は一切行なっておらず、店舗でのみ購入できます」として、「くれぐれも同社との混同をされませんよう改めてご報告、お願いさせて頂きます」と注意喚起をしています。
ちなみに、王将フードサービスの創業者の親類が独立し、同名の「餃子の王将」として始めたのが大阪王将で、その後「大阪王将食品」として法人化してチェーン展開。王将フードサービスが中心に展開していた京都にも出店したことから、大阪王将食品に店舗名に「王将」を使用しないように求め、訴訟に発展。結局、訴訟は和解となり、王将フードサービスは「餃子の王将」として、大阪王将食品(現イートアンド)は「大阪王将」または「中華王将」としてそれぞれ「王将」を使用できることで決着しています。