【食レポ】神保町の名物店舗に、もうすぐお別れ。3月末の閉店を前に、「天丼いもや」で相変わらずコスパ最高、ボリューム満点の揚げたてアツアツ天丼の食べ納め!
神保町で半世紀以上にわたって学生やサラリーマンに愛されてきた「天丼いもや」が3月31日(土)をもって閉店します。「いもや」は、「天丼いもや」、「とんかついもや」、それに天ぷら定食の「いもや 本店」がありましたが、本店はすでに休業中。
「天丼いもや」「とんかついもや」もこの3月末に閉店するとあって、今回は閉店までのタイムリミットが迫る「天丼いもや」に行ってみることにしました。
ランチタイムのピークを外した14時過ぎに行ったにもかかわらず、店内は満席。お店の外も大行列! 長らくお世話になった「いもや」との別れを惜しむべく、たくさんの人が訪れているようです。
3月31日の閉店を知らせる張り紙を見ながら行列に並び、20分ほどで店内に入ることができました。
店内に入れたものの、外で並んでいる時には見えなかったのですが、店内にも行列が! カウンターで食べている人の後ろの行列に並び、厨房内で職人の方々がリズミカルに天ぷらを揚げる姿を見ながら待っていると、10分ほどで席に着くことができました。
「天丼いもや」のメニューは「天丼」650円、「えび天丼」850円、「お新香」100円(価格は全て税込)。今回は、ほとんどの人が頼むスタンダードな「天丼」650円を注文しました。
料理の注文は店内で並んでいた時に済ませていたので、席に着いてから5分ほどで「天丼」が出されます。職人が作る「天丼」が650円で楽しめるのには今さらながら驚きですが、天丼にはしじみたっぷりのみそ汁も付いています。
「天丼いもや」の「天丼」は、ご飯の上に具が立つほどに様々な天ぷらが盛られてボリューム満点! 待っている間にお腹もペコペコっ! と、いうことで早速いただきます。
まずは「えび天」から食べてみると、衣は揚げたてなのでサクサク、衣に包まれたえびの尾はプリプリとした食感とともに甘味も満点! 味付け用の甘じょっぱいタレとの相性もバッチリです!
続いて食べてみた「かぼちゃ天」は大きく食べごたえ満点な上に熱々ホクホク!
背開きにした姿で揚げた「キス天」は、ほどよい塩気と身の甘味が癖になる美味しさで、お酒との相性もバッチリな予感な一品。
箸でつまんだ瞬間からずしりと重みを感じる「イカ天」は、大きく食べごたえ満点な上にイカ独特の甘味満点でナイスなウマさ!
最後に食べてみた「海苔天」は、サクサクとした衣の食感のあとに、港町に居るような気分になってしまう位に磯の風味満点! 素直に「うん! ウマイ!」と言える天ぷらがたっぷりな「天丼」でした。
ちなみに、どんぶり飯で重要なご飯は粒が立つほどに固めに炊かれており、天ぷらに掛かった甘じょっぱいタレの風味をしっかりと吸ってウマウマ!
固めに炊かれたご飯はタレによって米粒がべとつくことはなく、食べ始めから終わりまでハリのある米粒の食感を楽しみながら、熱々で素材の美味しさがしっかりと活きた天ぷらとともに完食しました!
今回は、閉店が迫っている「天丼いもや」で、一番人気の基本メニュー「天丼」を久々に食べてきました。
閉店が迫っているため、筆者も含めて閉店前に訪れる人が多く、店外・店内とも大行列。とはいえ、厨房内で働く職人さんの手際が最高に良いため、行列から予想するほど並ぶ時間は長くありませんでした。
これは昔からですが、並んでいる間に注文を聞かれるため、席に着くとさくっと天丼が出されます。コスパ最高の天丼は懐かしい美味しさで、とくに甘味とプリプリ感が心地よい「えび天」、ほどよい塩気と身の甘味が心地よい「キス天」、磯の香りとごま油の香りが立った「海苔天」は特に鬼ウマ!
ご飯は固めに炊かれているので、天ぷらのタレがご飯に染み込んでも米粒がべとつかずに楽しめます。都心部で職人さんが作り上げる「天丼」でありながら、美味い・早い・安い! そしてお腹いっぱいになる量と、学生街でもある神保町のニーズにバッチリ合った「いもや」は健在。それだけに、閉店してしまうのを惜しむ気持ちが改めてふつふつと湧いてきました。
食事を終えてお店を出たのは15時を過ぎたころでしたが、店内はまだまだ満員御礼! 3月31日(土)の閉店までは常に混雑が予想されるので、今後「天丼いもや」の食べ納めを検討している方は、いつもよりも時間に余裕を持って食べ納めすることをオススメします!