知られていない餃子ナンバーワン県が判明! 手作りも含む「餃子の夕食登場率」は群馬県が全国トップ~リサーチ・アンド・ディベロプメント調べ
一年中美味しい餃子ですが、とくに夏の餃子にビールは最高!という人も多いはず。
総務省の家計調査で毎年話題になる「餃子」ですが、株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると、「自宅で餃子を食べる率」では、餃子で知られる宇都宮市のある栃木県、浜松市のある静岡県を抜いて、群馬県がトップであることがわかりました。
実は、総務省の家計調査では、冷凍餃子は「冷凍調理食品」、飲食店で食べた餃子は「中華食」に分類され、自宅の手作り餃子も含まれていません。
総務省の家計調査では、「調理食品」として餃子に支出した額のみを集計しているため、スーパーや持ち帰り専門の餃子店や惣菜店で購入した餃子だけが対象となっています。
そこで今回、リサーチ・アンド・ディベロプメントでは、家計調査では含まれない“冷凍餃子”や“手作り餃子”も含め、夕食メニューでの登場率を調査しました。
調査対象は、日本全国の18~69歳の女性。同社は2009年4月から毎日、1日1,000サンプルに対して夕食メニュー調査を実施しており、その膨大なデータから集計しています。
夕食に餃子を食べる率は、全国で群馬県がトップ!
総務省の家計調査では含まれない冷凍餃子や手作り餃子も含め、夕食メニューでの登場率を集計したところ、宇都宮市のある栃木県、浜松市のある静岡県を抜き、1位に輝いたのは群馬県でした。
群馬県では、栃木県や静岡県に比べて、餃子を選んだ理由として「冷蔵庫の材料や残り物を活用したかったので」の割合が高いことが特徴。群馬県はキャベツの生産量が高いことからも、群馬県の女性にとって餃子は“手軽な一品”として親しまれているようです。
2位は浜松市のある静岡県、3位は宇都宮市のある栃木県となりました。両県では、餃子を夕食に選んだ理由として、「家族の好きなメニュー・家族の要望」が4割を越え、“餃子愛”が伺える結果となっています。
ただし、県ごとに極端な数字の上下はなく、トップの群馬県4.39%に対して、最下位となる47位鹿児島県は2.42%と、1位と47位で比較してもダブルスコアにもなりません。
やはり、餃子は全国の食卓で親しまれている国民食のひとつと言えそうです。