【聖地巡礼:響け!ユーフォニアム 2期(1)】「響け! ユーフォニアム 2期」12話の聖地「名古屋国際会議場」と最寄り駅「日比野駅」での聖地スポットを巡ってみた!
今日から、アニメ「響け!ユーフォニアム 2期」に登場する聖地巡礼記を3回にわたってお伝えしていきます。
「響け! ユーフォニアム 2期」では、1期OPに登場した、愛知県名古屋市の「名古屋国際会議場」が2期12話「さいごのコンクール」に登場します。
また、1期から引き続き登場する京都府宇治市、京都市に加えて、関西大会の地として兵庫県尼崎市が登場! 聖地となるスポットがコンパクトにまとまっていた1期に対して、2期は聖地となるスポットが広い地域に点在。聖地巡礼旅行のしがいがある作品に変化したと言えます。
第1回目は、ストーリーを追いかけていくような形で2期12話「さいごのコンクール」に登場する「日比野駅」、「名古屋国際会議場」を巡っていきたいと思います。
感動のシーンをもう一度! いざ名古屋へ!
まず、2期12話「さいごのコンクール」に登場する「名古屋国際会議場」へは、東京方面からの深夜高速バスも停車する「金山駅」から、「名古屋市営地下鉄 名港線」でのアクセスが大変便利!
また、「名古屋国際会議場」の最寄駅となる「日比野駅」は、2期12話「さいごのコンクール」劇中に登場するので、「名古屋国際会議場」に足を運ぶ前に「日比野駅」のシーンのカットも撮影しておくことをオススメしたいと思います。
2期12話「さいごのコンクール」の劇中シーンは、2期7話「えきびるコンサート」のED前に不穏な雰囲気のまま家を出た姉の黄前麻美子と、幼い頃の黄前久美子との回想シーン、全国大会の会場となる「名古屋国際会議場」へ向けての移動シーン、本番前の練習シーン、本番全日の宿舎のシーンと続き、全国大会の会場となる「名古屋国際会議場」のシーンへ。
「名古屋国際会議場」での最初のシーンは、日本の技術で再建したとされるレオナルド・ダ・ヴィンチ作「幻のスフォルツァ騎馬像」が登場! 実際に現場に行ってみると、劇中シーンさながらな迫力にビックリ!
また、川島緑輝が「栄高校です。関東の雄!」と、「栄高校」の面々が居るシーンを叫んで指し示したシーンがあったのですが、現実世界でも関東地区強豪校となる「埼玉栄高校」があり、他の強豪校も現実の吹奏楽の強豪校をモチーフにして生み出されたと思われるので、聖地巡礼と合わせて劇中に登場する強豪校のモチーフになった高校名を推測してみるのも楽しいかも知れません。
「幻のスフォルツァ騎馬像」付近のシーンのあとは、演奏前に演者がつけるリボンが服についているかのチェックシーンを挟んで場面は「名古屋国際会議場」の最寄駅となる「日比野駅」1番出入口のシーンへ。
「日比野駅」1番出入口のシーンでは、1期にて「北宇治高校」の吹奏楽部を退部した斉藤葵が、全国大会が行われる「名古屋国際会議場」へと向かうシーンとして2コマ登場!
久しぶりに斉藤葵が登場したシーンのあとは、本番前の最後の練習シーン、舞台袖で「北宇治高校」の演奏を待つタイミングで黄前久美子と田中あすかのトークシーンを挟んでいざ演奏シーンへ! と、思いきや、演奏シーンはバッサリ割愛! ほどなく演奏終了後と思われる「名古屋国際会議場」敷地内の芝生スペースにて高坂麗奈が佇むシーンへと移行します。
高坂麗奈が芝生スペースで佇むシーンのあとは、2期で登場した傘木希美が「名古屋国際会議場」南側の出入口前で鎧塚みぞれを待つシーン、川島緑輝が「名古屋国際会議場」の物販コーナーで有名校グッズを複数買いするシーン、全国大会での結果発表を待つ3年生組(小笠原晴香、田中あすか、中世古香織)が喫茶店で「スペシャルチョコバナナジャンポパフェ」を食べに行くぞ! と言いながらカフェへと移動するシーンと続きます。
「北宇治高校」のメンバーが続々と登場したパート後は、劇中シーンと比べて会場内を行き交う人の数が少なく静かな雰囲気のエスカレーターを見下ろしたシーンへ。
エスカレーターを見下ろしたシーンは太陽が高く登らない午前中に見学したこともあって、劇中シーンの印象よりも全体的に暗めに写ってしまっているものの、背景のエレベーター、手すりなどに至るまで細かな部分もしっかり再現!
エスカレーターを見下ろしたシーンのあとは、会場内を歩く黄前久美子のシーンへと移行しますが、午前中とあって床への光のあたり方が甘い部分を除けば床のデザインなどは劇中シーンそっくり!
その後、床から黄前久美子を見上げたようなシーンは、床にカメラを置くような形で見上げるように撮影しなければならない上に、超広角レンズを用いて撮影することでなんとか再現が可能となっています。
このため、聖地巡礼の際にシーンと似たような写真を頑張って撮影してみたい方は、レンズ交換式のカメラと広角レンズを用いての聖地巡礼がオススメ!
「北宇治高校」の各種生徒のパート終了後は、全国大会後半の部の演奏が終了したことを受けて、後半の部表彰式のシーンへ。
各校の結果発表の前に指揮者賞贈呈式が始まり、指揮者賞受賞時に指揮者である滝昇への掛け声を考えてなかったことに気がついた場面がありましたが、滝昇に好意を持つ高坂麗奈の機転で「先生! 好きです!」と叫んで、掛け声を考えてなかったピンチを回避!
「先生! 好きです!」と叫んだ高坂麗奈は思わず告白しちゃったことを後悔していたものの、黄前久美子から「大丈夫、みんな告白だと思ってないから。」との発言のあとに、リボン先輩こと吉川優子より「高坂! まじファインプレイ!」、吉川優子が敬慕する中世古香織からは「ありがとう! 助かった」との発言が。
黄前久美子の発言の通り、高坂麗奈が抱いた不安が杞憂に終わったところで高等学校後半の部の成績発表のシーンへ。
各校の授賞式のシーンが続き、いよいよ「北宇治高校」の出番となって結果が発表されるかと思いきや、「幻のスフォルツァ騎馬像」をバックに浮かない顔で記念撮影を行うシーン内で全国大会の結果が最低の「銅賞」であることが表彰状にて判明した直後に記念撮影のシーンが終了。
記念撮影のシーンのあとは、突出したトランペットの技量を持つ高坂麗奈より「すいませんでした先輩。」と謝罪があったものの、1期でトランペットのソロパートと争った中世古香織からは「高坂さんが謝ることじゃない」「これが私たちの実力だったんだよ」とフォロー。
続けざまに、1期では敬尊する中世古香織のソロパートを奪い取った経緯もあって険悪な関係だったリボン先輩こと吉川優子が「高坂……来年、金賞獲るよ。」と発言。
その発言に対して高坂麗奈は「はい」と答え、1期2期での部活動を通して関係改善が図られたことで、部活の先輩後輩として普通の会話が出来るようになったシーンを挟んで、顧問の滝昇が登場します。
滝昇登場後は、指揮者賞贈呈式中に「先生! 好きです!」と叫んだ高坂麗奈に対して、指揮者賞贈呈式中の件で「先ほどの声かけ、ありがとうございまいました」「実を言うと、少し自信がなかったので、嬉しかったです」「自分のやりたいことを押し付けてばかりで、皆さんには好かれていないと思っていたので」と滝昇が発言。
滝昇の発言に対して高坂麗奈は、「そんなことありません! みんな滝先生のこと尊敬しています!」と返答。たたみかけるように、高坂麗奈が「先生、私が北宇治に来たのは先生がいらしたからです」「それから、私先生のことが本当に好きなんです!」と、指揮者賞受賞時の滝昇への声がけがリアルに好意を持って叫んだことを吐露。
高坂麗奈が本音を吐露したことに、側にいたリボン先輩こと吉川優子、部長の小笠原晴香、リボン先輩が敬慕する中世古香織は一様にビックリ!
なお、高坂麗奈の一世一代の告白劇は、亡き妻一筋な滝昇より「そう言っていただけると教師冥利につきます」「ありがとうございます。高坂さん」と、華麗にスルーされてしまいます。
全国大会の終焉と同時に1つの恋もいったん終わりを告げて、リボン先輩こと吉川優子、リボン先輩が敬慕する中世古香織の両名に慰められる形で、高坂麗奈の告白タイムが終了しました。
高坂麗奈が玉砕した告白タイムのあとは、「幻のスフォルツァ騎馬像」の近くに場面が移動。
「幻のスフォルツァ騎馬像」近くの場面では、2期から登場した打楽器指導者となる橋本真博、木管楽器指導者の新山聡美からの「北宇治高校」の吹奏楽のメンバーに対しての激励に加えて、部長の小笠原晴香を抱擁しながら激励する副顧問の松本美智恵のシーンが連続して登場!
指導者とのシーンが連続したあとは、この大会で部活動を引退する田中あすかから2年生の中川夏紀に「夏紀、来年頼むよ!」と、来年は金賞を取ってほしい気持ちを込めた世代交代のシーン、大会の結果を見て落ち込む加藤葉月に対して川島緑輝が「葉月ちゃん何を言っているんですか」「人は何でも変えることが出来るんですよ! 今日の結果だって、来年は違うものに出来るのです!」と、常に前向きな川島緑輝らしいセリフが出てくるシーンが続きます。
その後、姉を探す黄前久美子のシーンから、「響け! ユーフォニアム」1期2期を通して、黄前久美子の憧れの存在だった田中あすかが合流! そして、田中あすかが合流したタイミングで顧問の滝昇が登場。
登場後即座に滝昇より、「田中さん、黄前さんちょうどよかった」「お二人に伝えなければいけないことがありまして、お二人は進藤正和さんを知っていますか?」と質問。
質問に対して田中あすかは「はい、ユーフォ奏者の方ですよね?」と、進藤正和が実の父親であることを隠して即座に回答。
田中あすかの発言を受けて滝昇は、「先ほど廊下でお会いして、それで、ユーフォの子に伝えてほしいと伝言を頼まれました」と言い、続けて「よくここまで続けてきたね」「美しい音色だった」と、進藤正和からの伝言が滝昇より伝えられました。
滝昇からの伝言を受けて田中あすかは黄前久美子に抱きつきながら「やった! ユーフォ褒められちゃった」と、普段クールな田中あすかが実の父親からのメッセージに無邪気に喜んだシーンのあとは「北宇治高校」吹奏楽部全員が「幻のスフォルツァ騎馬像」前に集まって全国大会の反省会がスタート!
部長の小笠原晴香より「私たち3年はこれで引退です」「最後になりますが、今日までこんな不甲斐ない部長についてきてくれてありがとう」と、かっこよく場をしめるかと思ったのですが、泣き虫部長らしく最後は大号泣! 何を言っているか分からなくなってしまったタイミングで副部長の田中あすかにバトンタッチ!
田中あすかは結果には満足してないものの、先ほど実の父親にユーフォニアムの音色が褒められたことあって最後まで冷静に発言! 発言内容を抜粋すると、今回の全国大会で銅賞を取ってしまったことは悔しかったこと、3年生はこの全国大会が最後なので雪辱の機会がないこと、来年は金賞を獲って欲しいことを最後の副部長命令として発言しました。
田中あすかが全ての気持ちを言い終えたタイミングで、主人公の黄前久美子が本当に演奏を見てもらいたかった&感想を聞きたかった姉の黄前麻美子を発見し、「お姉ちゃん!」と叫びながら姉の姿を追うように「名古屋国際会議場」内へ。
劇中シーンでは中々ドアから外に出る人の流れが切れずどぎまぎしましたが、「名古屋国際会議場」内でしっかりと姉の黄前麻美子がエスカレーターを登るシーンを一瞥し、追いかけようとしたところで「名古屋国際会議場」の外のシーンへと遷移。
「名古屋国際会議場」を出た後のシーンは、「名古屋国際会議場」を背にして「日比野駅」方面へと歩くシーン、遊歩道上を黄前麻美子が歩くシーン、黄前久美子が姉の黄前麻美子を呼び止めるシーン、ED前の「名古屋国際会議場」をバックにしたシーンがあり、劇中シーンと現実にそこにあるシーンを見比べてみてもどこのシーンも再現度は高め!
また、黄前久美子と黄前麻美子のシーンは全て「日比野駅」から「名古屋国際会議場」へと通づる歩行者専用の遊歩道上でのシーンなので、車やバイクなどを気にせずにゆっくりと聖地巡礼が楽しめる点が嬉しいところ。
特に黄前久美子が「お姉ちゃん!」と姉の黄前麻美子を呼び止めて長らく険悪な雰囲気のあった黄前姉妹が対峙するシーンでは、矢継ぎ早に黄前久美子より「お姉ちゃん! 私、ユーフォ好きだよ!」「お姉ちゃんがいたから私ユーフォ好きになれたよ!」「お姉ちゃんがいたから吹奏楽好きになれたよ!」「お姉ちゃん大好き!」と、本当に演奏を聞いてもらいたかった姉の黄前麻美子に思いの丈をぶつけるシーン!
黄前久美子から発せられた思いの丈に対しての返答として、姉の黄前麻美子より「私も大好きだよ!」と、シンプルに思いが伝わったシーンが非常に印象に残りました。
黄前姉妹のわだかまりが解けて心と心が通じ合ったシーンの直後に、決勝大会の会場だった「名古屋国際会議場」の姿をバックに、ED前のお決まりのセリフである「そして、次の曲が始まるのです。」とコールが入ってEDへ。
その後は「響け! ユーフォニアム」視聴者であればご存知の通り最終回「はるさきエピローグ」へと続きます。
今回は、2期12話「さいごのコンクール」に登場する「日比野駅」、「名古屋国際会議場」を劇中シーンを追っていく形で紹介していきました。
2期12話「さいごのコンクール」は、1期にて「北宇治高校」の吹奏楽部を退部した斉藤葵が「名古屋国際会議場」へと向かうシーンとして登場した「日比野駅」の2コマを除いて全て「名古屋国際会議場」内でのシーンばかりで聖地巡礼が行いやすいのが嬉しいところ。
聖地となるスポットが少ない分、細かに劇中シーンに登場した背景が続々と登場することもあり、しっかりと「響け! ユーフォニアム」2期12話「さいごのコンクール」の内容を頭の中に主要なセリフとともに叩き込んだ上に、地図などにどこでどのシーンが行われたかなどの位置情報をメモするなど、聖地の見逃しが無いように計画的に散策を行うことを強くオススメします。
次回の第2回では、2期5話「きせきのハーモニー」の舞台となった兵庫県尼崎市の「尼崎市総合文化センター」、2期7話「えきびるコンサート」の舞台となる京都府京都市の「京都駅」を巡ってみた「響け!ユーフォニアム 2期」聖地巡礼記事をお届けします。
<明日10/25(木)公開の第2回につづく>