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サークルK・サンクスが明日30日(金)に消滅 約5千店の「ファミリーマート」への統合が約2年3カ月で完了~ブランド転換をした店舗は平均約10%伸長

[2018/11/29 14:48]

 ファミリーマートが29日、2018年11月30日(金)をもって、国内全てのサークルK・サンクス店舗の営業が終了し、ファミリーマートへのブランド統合が完了すると発表しました。

 同社では2016年9月の経営統合以降、早期に「One FamilyMart」を実現させるべく、加盟店・取引先・本部が一体となって、全国36都道府県に展開する「サークルK」「サンクス」の「ファミリーマート」へのブランド転換を進めていました。

 2016年9月1日にブランド転換し開店した、東京都・愛知県・大阪府での3店舗を皮切りに、世界でも類を見ない大規模な転換業務に全社一丸で取り組み、2年3カ月で約5,000店舗(ビルド&スクラップ店含む。建て替え等を行う一部店舗は、12月1日以降に順次開店)のブランド転換を完了。統合時に計画していた2年半での完了スケジュールを、約3カ月前倒しで達成することになります。

 ブランド転換をした店舗では、1日あたりの売上および客数が平均で約10%伸長しているなど、好調に推移しているとのこと。なお、ブランド転換前後の加盟店へのフォローを目的に、本社などから約400名を超える社員を、ブランド転換に関する部署へ人員配置実施するとしています。

都道府県別「サークルK」「サンクス」店舗営業終了時期

 店舗に先駆け、商品の統合は2017年2月末に、物流拠点の統合は2017年6月末に完了。商品の統合により、サークルK・サンクス店舗においても、ファミリーマートの看板商品である「ファミチキ」や、「FAMIMA CAFE」のフラッペシリーズなどの販売が実現するとともに、サークルK・サンクスの人気商品である「濃厚焼きチーズタルト」や「焼きとり」の販売がファミリーマートでも実現。

【主な商品の導入時期】
・2016年9月~:FM店舗で人気の「FamilyMart collection」をCKS店舗に導入
・2016年10月~:CKS店舗で人気商品だった「濃厚焼きチーズタルト」(現:サクサク焼きチーズタルト)をFM店舗に導入
・2016年12月~:FM店舗の看板商品「ファミチキ」を、関東地方のCKS店舗から順次導入開始。
・2016年12月~:クリスマスシーズンのFM店舗の人気商品「ファミマプレミアムチキン」をCKS店舗に導入
・2017年6月~:CKS店舗の看板商品「焼きとり」をFM店舗に導入
  ファミリーマートの惣菜史上最速となる、発売から6日で1,000万本、半年で1億本、約1年で2億本を突破。

 また、物流統合により、さらに効率的な配送が可能になったことから、物流コストの削減、トラック台数の削減にともなう排出CO2の削減が実現したとしています。今後はさらなるスケールメリットを活かし、これまで以上に高品質な商品・サービスをご提供していくとしています。

[古川 敦]