福島県の「サンクス」が消滅! 都道府県で初の「ファミリーマート」への転換完了。売上・客数が10％伸長～全国では約3,500店がブランド転換完了

　ファミリーマートが12日、2018年2月末の集計をもって、福島県内の「サンクス」店舗の営業が終了したと発表しました。なお、都道府県で初の事例とのこと。同社は、2016年9月に1号店のブランド転換を開始し、2018年2月末までに約3,500店が完了。福島県では、2016年12月に県内ブランド転換店舗1号店を開店しています。なお、福島県内にサークルK店舗はありません。

　ブランド転換をした店舗では、マルチメディア端末「Famiポート」の設置をはじめとしたサービス商材の取扱いや、イートインスペースの導入(一部店舗を除く)など、ファミリーマートの強みを取り入れることで、店舗の1日あたりの売上および客数が平均で約10％伸長。特に、ファミマで人気のサンドイッチやパスタなどの中食商品や、ファミチキや挽きたてコーヒー「FAMIMA CAFE」に代表されるファストフーズが伸長しているとのことです。

　協業パートナーを含めたサプライチェーン全体の構造改革を進めており、商品の統合は2017年2月末、物流拠点の統合は2017年6月末に完了。商品統合では、ファミリーマートの看板商品である「ファミチキ」や、「FAMIMA CAFE」のフラッペシリーズなどをサークルK・サンクスに導入する一方、サークルK・サンクスで好評の「濃厚焼きチーズタルト」や「焼きとり」シリーズをファミリーマートでも販売するなど、それぞれの強みを活かした商品展開に繋げているとしています。

　また、物流拠点の統合においても、より効率的な配送による物流コストの削減が図れ、品質の高い商品のご提供に繋げるとともに、トラック台数の削減にともない、排出CO2を年間で約20％削減するなど、様々な効果を生み出したとのこと。

　今後も、累計約5,000店舗のブランド転換のいち早い完了を目指して、全社一丸となって取り組み、店舗オペレーション負荷削減等を実施し、継続的な加盟店の支援にも努めていくとしています。