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JR東日本「駅弁味の陣2018」受賞駅弁発表! 駅弁大将軍は、オーソドックスな「海苔のりべん」に決定! 訪日外国人が選んだのは「厚切り真たん牛たん弁当」

[2018/12/10 17:43]

 JR東日本は、今年で7回目となるJR東日本の駅弁頂上決戦「駅弁味の陣2018」を開催。

 一般からの投票で最も評価の高かった「駅弁大将軍」に、福島県の「海苔のりべん」が決定しました。あわせて、「駅弁大将軍」を含め15賞12駅弁も発表されました。

 今回位は、ハガキとWebサイトから、合計26,293票の投票が集まりました。Webサイトの投票は1万5,313票で、うち3,480票は海外からの投票だったとのこと。訪日する外国人観光客が増えるのにともなって、投票も国際的になっているようです。

弁当の王道、「海苔のりべん」が「駅弁大将軍」に

 「駅弁大将軍」には、ハガキ投票で総合評価が最も高かった駅弁が選ばれます。第7回目となる今回は、福島の「海苔のりべん」がトップに輝きました。

 「海苔のりべん」は、煮物や卵焼きを詰めた、日本人がお弁当といえば一番にイメージするようなオーソドックスなのり弁当。東北本線の郡山駅で販売しています。

 製造会社の株式会社福豆屋では、「驚きと感動と感謝の気持ちでいっぱいです。『海苔のりべん』は売場で一番地味な駅弁だと思っていました。子どもの頃、忙しかった母が工夫と愛情を込めて作ってくれた海苔べんを駅弁にしたい、という想いで作ったのが『海苔のりべん』です。これからも懐かしい味をお届けして参ります」と受賞に喜びのコメントを寄せています。

福島県「海苔のりべん」980円(税込)

 ハガキ投票で総合評価が次に高かった「駅弁副将軍」には、青森県の「伯養軒の牛めし弁当」が選ばれました。

 青森県産牛を特製ダレ(青森県産りんごを加えた)ですき焼き風に仕上げた、ほんのり甘いりんごが香る牛めし。もちろん、牛肉もりんごも青森県産を使用。新青森駅、青森駅、盛岡駅で販売しています。

青森県「伯養軒の牛めし弁当」1,150円(税込)

 Webサイトからの投票で「食べたい弁当」としてもっとも多くの票を集めた「そそられ将軍」には、栃木県の「岩下の新生姜とりめし」が選ばれました。

 食材・ソース・味付けなどすべてに地元栃木「岩下の新生姜」を使っているのが特徴で、ごはんもピンク色。大きな新生姜がどーんとご飯の上にのっていて、インパクトあるビジュアルです。JR宇都宮駅内の松廼家売店と、岩下の新生姜ミュージアムで販売中。

栃木県「岩下の新生姜とりめし」850円(税込)

 訪日外国人向けWebサイトからの投票のうち、「食べた駅弁」「食べたい駅弁」の得票が最も多かった「Ekiben Ichiban賞」には、宮城の「厚切り真たん牛たん弁当」が選ばれました。牛たん希少部位「真たん」の厚切りを香ばしく焼き上げ、ご飯にたっぷりのせたちょっと贅沢な駅弁の新作です。価格は1,500円で、仙台駅で購入可能。

宮城県「厚切り真たん牛たん弁当」1,500円(税込)
[工藤ひろえ]