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幸楽苑が64年の歴史上初の年末年始休業! 売上損失「2億円事件。」、「おそば屋さんで、年越しそばを食べて」の広告展開~顧客満足度だけじゃなく従業員満足度への挑戦!

[2018/12/31 14:15]

 ラーメンチェーン「幸楽苑」が、64年の歴史上初めて、年末年始の2018年12月31日(月)15時~2019年1月1日(火)終日を休業します。

 同社では、「お客さまからも、働くスタッフからも愛きれるお店づくりを目指して取り組み」の一環として、店舗の約8割にあたる直営店・FC加盟店合計427店舗(2018年11月末現在。フードコート、「いきなり!ステーキ」業態を除く)を年末年始休業するとしています。

 2日間合計で売上損失2億円弱が見込まれていますが、おいしさだけでなく、提供するサービスの質の向上を目指し、スタッフが働きやすい環境づくり、幸楽苑式の「働き方改革」に着手し、その第一弾として、スタッフの士気向上を目的に実施するとしています。

新聞広告

 「幸楽苑」史上初めての年末年始休業にあたっては、新聞に「2億円事件。」広告を掲載するほか、公式Twitterなどでは、「今夜はおそば屋さんで、年越しそばを食べてください。」という画像を投稿するなど、刺激的な内容で「お客さまだけでなく、写真全員も『幸』せで『楽』しくありますように。」という同社の方針をPRしています。


 幸楽宛は、2018年4月に「味の改革」「マーケティング手法の抜本的転換」「保有資産の活用と店舗ホートフォリオの最適化」「筋肉質な経営」の4つを柱に据えた“新幸楽苑”を発表して以来、積極的に改革を推進し、その結果、業績は劇的に改善されV字回復で黒字化しています。

 11月には、“新幸楽苑”の仕掛け人である新井田昇氏が代表取締役社長に就任し、より一層スピード感を持って改革を推進するとともに、“新幸楽苑”第二章として、好調な業続を維持していくための基盤強化策を発表しています。

[古川 敦]