新宿に全国の駅弁約300種類が集結! 「第54回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」京王百貨店新宿店で1/9(水)スタート~消えた駅弁の復刻や、ここだけの食べくらべ弁当も!
京王百貨店 新宿店では、年に1度の名物催事「第54回 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」を1月9日(水)から開催します。
駅弁をメインにした催事はいろいろな百貨店で開催されますが、もとは京王百貨店 新宿店で開催されたのがはじまり。元祖だけあって、約2週間で売上高およそ6億円という、百貨店の物産展としては最大級の規模を誇ります。
今回は、約35の駅弁調製元による実演販売と、全国から航空便や自動車便などを駆使して運ぶ“輸送駅弁”を合わせて、44都道府県の駅弁約300種類が、新宿店7階大催事場に集結します。
期間は1月9日(水)から22日(火)まで。
1折で4度美味しい、「四味食べ比べ対決」企画弁当
一折の中で複数の味を楽しめる駅弁は、駅弁大会の中でも人気が出る要因の1つ。そこで、カニ、牛肉、アナゴといった人気食材を使用し異なる調理法や味が楽しめる、折箱を4つに区切った“一折で4度おいしい”駅弁を集めた企画です。
タラバガニ、毛ガニ、ズワイガニ、花咲ガニと4種類を食べ比べできるカニづくしの、北海道 宗谷本線 稚内駅の「食べくらべ四大かにめし」は1,400円。
山形県 奥羽本線 米沢駅からは、「味くらべ牛肉どまん中」1,500円が登場。「牛肉どまん中」は定番人気の駅弁ですが、今回の“味比べ”バージョンでは、定番の特製ダレ(しょうゆベース)に、しお味、みそ味、カレー味の4つの味付けが楽しめます。
兵庫県 山陽本線 姫路駅「四味 穴子重」1,350円は、アナゴを使った駅弁に定評のある、まねき食品の新作駅弁。姫路駅名物「えきそば」のだし汁で炊き上げた“オリジナルだし飯”を使った酒蒸しアナゴのあなご飯と炙り煮アナゴのあなご飯のほか、1尾分盛り付けられた焼きアナゴのちらし寿司、刻みアナゴのいなり寿司と、異なる調理法のアナゴが楽しめます。
ブランド牛を使った「肉好きのための新作駅弁」
茨城県 常磐線 水戸駅「常陸牛厚切りカルビ焼肉弁当」1,600円は、常陸牛のカルビを厚切りにして仕上げた焼肉の下に、常陸牛のそぼろをぎっしり敷き詰めた肉マシマシ弁当。ご飯は茨城県産コシヒカリ、副菜のナムルも茨城県産の小松菜を使用するなど、地元産の食材にこだわっています。
愛知県 東海道本線 名古屋駅「松阪牛よくばり弁当」1,890円は、ブランド牛肉でも最も有名な松阪牛を使用。1922年創業の老舗・松浦商店が初出店します。松阪牛の上品な香りが引き立つようにサッと焼き上げた焼肉、肉の甘みを引き出すすき煮、そぼろと3種類の味わいが楽しめます。
佐賀県 佐世保線 武雄温泉駅「佐賀牛ロースステーキ三昧弁当」1,998円は、JR九州主催の「九州駅弁グランプリ」3連覇の実績を持つカイロ堂の新作肉駅弁。佐賀牛を使った今回の新作は、風味豊かなロースステーキに、旨味が引き立つローストビーフ、柔らかく煮込んだバラ肉のスライスをぜいたくに盛り付けています。
鹿児島県 九州新幹線 出水駅「薩摩牛4%の奇跡 牛肉弁当」1,500円は、鹿児島県産の黒豚や黒毛和牛を使った駅弁が人気の松栄軒が手掛ける新作。鹿児島の選ばれた肉牛生産者のみ作ることができる「4%の奇跡」と呼ばれる鹿児島黒毛和牛のプレミアム牛肉を使い、鹿児島醤油と鹿児島地酒「高砂の峰」から作った割下で仕上げた甘辛い風味のすき焼きの弁当です。
人気の海鮮をメインに据えた新作駅弁も!
福島県 常磐線 いわき駅「うに貝焼きあわび弁当」1,580円は、小名浜美食ホテルの新作。ホッキ貝の貝殻にウニを盛りつけ蒸し焼きにした郷土料理「ウニ貝焼き」と醤油漬けにしたアワビを中心に、イクラやカニ身、錦糸玉子で彩り豊かな海鮮駅弁です。
新潟県 信越本線 新津駅「のどぐろ天麩羅と海老づくし弁当」1,380円は、駅弁大会では常連の「のどぐろとサーモンといくらの弁当」を手掛ける神尾商事の新作。昆布茶で炊き込んだご飯の上に、“白身のトロ”とも称される脂の乗ったノドグロの天ぷら、エビを使った姿煮、エビしんじょう、エビそぼろを盛り付けています。
福井県 北陸本線 福井駅「越前甘えび×かに合戦」1,380円は、「越前かにめし」でおなじみ、福井を代表する老舗調製元である番匠本店の新作。軽く酢締めした紅ズワイガニのほぐし身と錦糸玉子を酢飯にトッピングしてカニちらし寿司風に。さらに、色鮮やかな紅ズワイガニの二本爪と福井県産の甘エビ素揚げをあしらっています。
広島県 山陽本線 広島駅「牡蠣あなご寿し」1,300円は、広島駅弁当の看板駅弁「しゃもじかきめし」と「夫婦あなごめし」のメイン食材、カキとアナゴを使った新作。口に含むと磯の香りが広がるカキは広島産を使用、アナゴは香ばしく炙ってシンプルに。箸休めには、「日本三大菜漬け」としても有名な広島菜漬が添えられています。
いまは食べられない幻の駅弁を復刻!
交通網の発達で乗車時間が短縮され「車内で食べる駅弁ニーズ」は減少。残念ながら、人気を集めたものの現在は販売されていない駅弁、海鮮系と肉系1種類ずつが駅弁大会でよみがえります。
ここでしか食べられない駅弁ですが、「花咲港のかに便り」は各日400食、「モ~牛牛づめ弁当」は600食と他の駅弁に比べて数量が少なめ。幻の駅弁が目当てなら、早めの時間に行くことをおススメします。
北海道 根室本線 釧路駅「花咲港のかに便り」1,380円は、根室駅で調製元の釧祥館と地元の水産会社とで共同販売を行っていましたが、ロシアの漁業規制による売上減少などの影響で水産会社が倒産。水産会社が持っていた花咲ガニの炊き込みご飯のレシピも使えなくなってしまったことに加え、花咲ガニの漁獲量も減少したことで、やむなく販売中止となりました。
今回復刻する駅弁は、上記の炊き込みご飯を茶飯に変更しているものの、その他は可能な限り当時のものを再現した復刻版。国内では根室半島の一部など限られた場所でしか獲れない、希少な花咲ガニの身をたっぷりと盛り付け、さらにイクラ、トラウトサーモン、カニ入りシューマイも彩りを添えています。
兵庫県 山陰本線 和田山駅「モ~牛牛づめ弁当」1,580円は、ダイヤ改正によって和田山駅に特急が止まらなくなり、乗降客数も年々減少したことで、調製元の福廼家は販売終了を余儀なくされました。
今回の復刻にあたっては、同じ兵庫県の調製元・まねき食品が福廼家をサポート。目を引く牛型の容器、フタを開けると「モ~モ~」と鳴くウシの声がインパクト大の駅弁。ご飯にはサフランライスを使用し、牛カルビ焼肉・牛バラ肉・牛肉ゴボウ煮と、中身も牛肉づくしです。
全種類同時販売は駅弁大会だけ!「特急列車ヘッドマーク弁当」
懐かしの在来線特急をテーマにJR東日本リテールネットが企画、中身は沿線の調製元などが監修・製造。容器は蓋に特急のヘッドマークをプリントした再利用できるランチボックスで、2017年7月から現在まで8種類を販売。「集めたくなる駅弁」として好評です。現在は購入できない全種類を、駅弁大会で限定販売します。
「特急列車ヘッドマーク弁当」は、各2,160円で、種類は以下の通り。8種とも購入は1人1点までとなります。なお、第5弾の北斗星は、ヘッドマークではなく、寝台特急テールマーク弁当です。
第1弾 ひばり 牛たん炭焼 利久(宮城県)
第2弾 あさま 荻野屋(群馬県)
第3弾 あずさ 丸政(山梨県)
第4弾 ひたち しまだフーズ(茨城県)
第5弾 北斗星 まるい弁当(北海道)
第6弾 とき 新潟三新軒(新潟県)
第7弾 かいじ 丸政(山梨県)
第8弾 つばさ 新杵屋(山形県)