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常温で半年以上保存できる豆腐が誕生! 「森永 絹ごしとうふ」と「お料理向き 森永とうふ」が本日22日(火)発売~無菌充填豆腐の常温販売が解禁

[2019/1/22 12:02]

 森永乳業が、同社国内流通で初めて常温保存が可能な豆腐「森永 絹ごしとうふ」、「お料理向き 森永とうふ」を、2019年1月22日(火)から宅配専用で発売します。価格は1ケース12丁入りで、各1,740円(税別)。

 同社独自のロングライフ技術を生かした「森永 絹ごしとうふ」は、おいしさと鮮度はそのままに、保存料不使用で長期保存が可能な宅配専用商品として、1989年の発売以来、愛用されており、2017年度の宅配における豆腐事業の売り上げは前年比約103%となったとのこと。

 また、国内では長年冷蔵での販売が義務付けられていた豆腐の規格基準および食品表示基準が2018年に改正されたことにより、無菌充填豆腐の常温販売が解禁され、「森永とうふ」シリーズを常温保存可能品として発売することにしたとのこと。

 水切り不要で簡便な充填豆腐は一定の需要があり、常温保存ができる無菌充填豆腐の発売は消費拡大につながると考えらるとしています。

 今回発売される「森永とうふ」シリーズは、遺伝子組み換え大豆不使用の厳選した丸大豆が使用した「森永 絹ごしとうふ」の豊かな大豆の香りとなめらかな食感や、「お料理向き 森永とうふ」のしっかりとした硬さで崩れにくい特長はそのままに、常温保存が可能で、賞味期限は製造から6.4カ月(195日)。料理としての普段使いに加えて、たんぱく質が豊富な豆腐は、災害時の非常食としても役立つとのこと。

 「ロングライフ技術」は牛乳の無菌充填包装を応用し、食品と容器を別々に殺菌して、保存料や防腐剤を使用せず、無菌充填することにより長期保存が可能になっています。紙パックは6層構造で、紙とポリエチレンの間にアルミ箔を入れて、空気や酸素を通しにくく保存性を高めています。

 「お料理向き 森永とうふ」は、特許出願中の新たな豆腐製造技術により大豆たんぱく質の量を約10%アップ(「森永 絹ごしとうふ」比)し、豆腐のおいしさとしっかりとした食感を実現したとのこと。水切り不要で加熱調理でも煮崩れしにくく、普段のお料理をおいしく・簡単・きれいに演出すし、パッケージも華やかな和柄模様をあしらい、贈答品にもぴったりとしています。

マーケティング担当 清水かおりさんのコメント

 お豆腐は日本人にとってなくてはならない食材であり、私自身も食卓に頻繁に使用している身近な食材です。一般のお豆腐の賞味期限は製造日から数日の場合が多い中、冷蔵で長期保存が可能だった「森永とうふ」シリーズは、2011 年の東日本大震災後に、お客さまから『災害時の非常食として活用したい』というご要望を多くいただいたことから、常温保存可能品への変更に向けた取り組みを行うことになりました。

 長期常温保存できる「森永とうふ」シリーズは、普段使いはもちろん、災害時用の備蓄品としても重宝され、貴重なたんぱく源となります。長期保存品という部分で、“おいしさ”を気にされる方もいらっしゃるかと思いますが、「森永とうふ」シリーズは、特許取得の製造方法と無菌充填技術を活用することで、“開けたときがり立ての味”をお客さまにお届けしております。このたび発売する「森永とうふ」シリーズで、長期活用と作り立ての味をいつでもお楽しみいただきたいと考えています。

 当社を含めた豆腐メーカーの働き掛けにより、2014年に豆腐業界団体から厚生労働省に「豆腐の保存基準に係る告示の改正に関する要望書」が提出されました。その後、国で法改正が検討されると同時に、当社内で常温保存可能品への変更に向けた検討と品質確認を進め、発売に至るまでに約4年半の歳月を要しました。

 2018年度の当社での宅配における豆腐事業の売り上げとして、前年度の約 120%を目標としております。また、マーケティング担当となってから日は浅いですが、研究所において約7年間お豆腐のレシピ開発を担当しており、経験から得た「お客さま目線」でのレシピ紹介や商品特長をわかりやすく表現したチラシの作成などを積極的に行っていきたいと思います。

おすすめの調理方法

 「森永絹ごしとうふ×さばみそ缶詰」、「お料理向き森永とうふ×コンビーフ缶詰」は、火を使わないので災害時でも作れる、水切り不要の時短料理。

さばみそ豆腐
コンビーフのごろっと炒り豆腐
[古川 敦]