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四季折々の日本で猫と同じ空気を吸っているような気分! 令和初の岩合光昭写真集「自由ネコ」が本日11日(土)発売

[2019/5/11 11:42]

 辰巳出版が、日本を代表する動物写真家・岩合光昭さんの写真集「自由ネコ」を2019年5月11日(土)に発売します。A4判で、価格は1,800円(税別)。

岩合さんとキイロちゃんはこの撮影が初対面。迫力ある表紙はふたりの出会いの産物

 岩合さんにとって令和年間初となる写真集は、日本各地で撮影された自由な猫たちのありのままの姿を堪能でき、猫を取り巻く環境をとらえるのは岩合さんの真骨頂。大判写真集だからこそ、土地土地の風土、季節や時間帯によって刻一刻表情を変える風景・光・陰影が鮮明に伝わり、まるで猫と同じ空気を吸っているような気分が味わえるとのこと。

弘前市のビニールハウス。猫の親子の表情がほほえましい

 表紙を飾るのは、毛づくろいをする猫の写真で、至近距離から撮影されているので臨場感があり、大判サイズになると圧倒的な迫力。この猫は、神奈川県鎌倉市の浜辺に暮らす、オスの「キイロちゃん」。その大きくてたくましい身体と、おおらかで物怖じしない性格、そして抜群の存在感に、岩合さんはすっかり魅せられたそうです。日没までたっぷり時間をかけて撮影したキイロちゃんは本編にも登場します。

キイロちゃんと相棒の漁師さん。岩合さんの写真からは、猫と人との関係性が伝わってきます

 撮影地は福岡・相島/千葉/会津/津軽/能登/愛知・篠島/鎌倉/山口・平群島/京都。岩合さんの写真の大きな魅力のひとつは、動物たちが息づく風土を空気が感じられるほど鮮明に写し出していることで、特に日本の猫の写真では、季節や時間帯によって変化する色と光の表情が多様かつ繊細です。

青森県弘前市のリンゴ農園で。子猫たちの日常が垣間見えます
京都十輪寺のサビ猫。紅葉の色彩と秋晴れの陽光が美しい
鎌倉市で撮影された猫のジャンプ


[古川 敦]