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珈琲のコクや質感を感じやすいカップ! スタバが職人手作り「コーヒーアロママグ小代焼」をイオンモール熊本店で明日23日(火)発売~熊本の従業員の想いを込めて完成

[2019/7/22 22:05]

 スターバックス コーヒー ジャパンが、JIMOTO made Seriesの第12弾として、熊本の従業員の想いを込めて完成したという、JIMOTO made Series「コーヒーアロママグ小代焼」を熊本県上益城郡嘉島町のスターバックス コーヒー イオンモール熊本店で2019年7月23日(火)から販売します。価格は5,900円(税別)。

 一人5個まで購入できます。なお、職人が手作業で制作しているため、一時品切れする可能性があるとのことです。

 JIMOTO made Series「コーヒーアロママグ小代焼」は、熊本県北部で約400年前から始まり、国指定伝統的工芸品として熊本を代表する小代焼とコラボレーションした商品。小代焼は、明治維新後に窯元が次々に廃業し、一時途絶えかけた後、貴重な焼物文化を復興するために、昭和6年にたけみや窯の初代・近重治太郎氏が再興し、小代焼の源流を築いたものが現在に繋がっています。

 今回のJIMOTO made Seriesは、小代焼に情熱を注ぎ、熊本を代表する小代焼を継承する、たけみや窯が協力し、パートナーの想いを込めたマグカップを一緒に完成させたとのこと。

 ユニークな形状が特長のこのマグカップは、熊本の従業たちの「“水の国 くまもと”と言われている地元のおいしい水でいれたコーヒーを楽しめるマグカップを作りたい」という想いから、商品づくりに先駆けて、熊本県のパートナーが集まり、様々な種類の水でいれたコーヒーを飲み比べるワークショップを実施。

 その中で熊本の水でコーヒーをいれると、「コーヒーのコクや質感」が引き出されることを発見。これをアイデアとして、マグカップのフォルムに「コーヒーのコクや質感」を感じやすくするワイングラスのような形状を採用し、飲み口の厚みを極力薄くして口径を広げることで、口の中にコーヒーが自然と広がり、味わいを存分に楽しめるものへと仕上げたとしています。

 また、デザインは小代焼の特長である茶褐色のワラ灰・木灰・長石で調合したワラ灰釉で覆い、白釉や黄色釉を、スポイトや柄杓を使って流し掛ける、素朴な中にもダイナミックな印象に仕上げられています。口元の色味は、阿蘇の山のような “山の稜線”をイメージし、マグカップの側面には水の郷・嘉島町の豊かな水の模様を入れて、嘉島町のエッセンスをデザインに加えることで地域とのつながりを表現したとのこと。

 同社では「そして、熊本の地元の従業員の想い、地元職人の情熱が詰まった『コーヒーアロママグ小代焼』で、“水の国 くまもと”のおいしい水でいれたコーヒーを楽しんでもらい、豊かな時間を過ごしていただくとともに、たくさんのつながりが生まれることを願っている」とのことです。

 スターバックスのコーヒースペシャリストと職人が協議を重ね、飲みやすい形状を考案。飲み口が反り返り、広がっている形状により、スッと口の中にコーヒーが広がっていきます。コーヒーを口で受けに行くような形ではなく、自然に落ちてきてくれるような、唇に沿った形に成形。厚みも極力薄くして、ストレスのない飲み口に仕上げたとのこと
 コーヒーアロママグ小代焼は、各マグカップによって色味や持ち手の大きさが異なるところが魅力。粗めの陶土に、茶褐色の鉄釉で覆い、その上に藁や笹の灰から採った白釉や黄色釉を流し掛けする、奔放な風合いの小代焼。焼成温度などにより多彩に変化する釉薬が特徴となっています。マグ小代焼の中の釉薬は外側と違った白っぽいものにして、コーヒーの色合いが分かるように仕上げたとのこと
 膨らんだボディーと、すぼまった飲み口により、鼻先にコーヒーの香りが広がります。また、小代焼ならではの釉薬のかけ流しにより、焼成後に一つひとつの模様、色味も表情が変わります。手仕事で作られる個性の異なるマグカップの中から、「手になじむもので選んでほしい」という作り手の想いも込められているとのこと
 マグ小代焼の側面には阿蘇の山々をイメージした“山の稜線”をデザイン。環境省の選定する名水百選に全国最多の8ヶ所が選ばれている“水のくに・くまもと”のおいしい水でいれたおいしいコーヒーと、雄大な自然を感じさせるマグカップのデザインが、おいしさの相乗効果を生み出すとのこと

※写真はイメージです。色や形は写真と多少異なる場合があります。

小代焼たけみや窯 プロフィール

 明治維新後、藩の庇護を断たれ、次第に衰え、一時は全くその跡をとどめぬ程になった小代焼。しかし、昭和6年、初代治太郎の手により幾多の苦労を重ねながら古法を習得。現代の鑑賞に耐えうる新趣向を加えて、現在の小代焼の源流を築きあげました。

 素朴ながら、つい手を伸ばしたくなるような存在感の器。美しい使い勝手の良い器を真心込めて作っています。

たけみや窯 3代目窯元 近重眞二さん
[古川 敦]