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ヤフーが社員食堂に「揚げ物税」を導入! 揚げ物料理は+100円、その分で魚料理を-150円~社員のランチでの脂質のとりすぎの改善を目指す

[2019/10/9 12:31]

 ヤフーが8日、社員食堂「BASE11(ベース ジュウイチ)」で「揚げ物税」を導入することを明らかにしました。揚げ物料理の一部を値上げ(+100円)する一方で、その値上げ分を原資として魚料理が値下げ(-150円)されます。

【10月8日の対象メニュー】
・「チキン南蛮~自家製タルタルソース~」 591円→691円(+100円)
・「鯖の味噌煮と具沢山けんちん汁」    693円→543円(-150円)
※メニューは日替わり。価格は税込。

「チキン南蛮~自家製タルタルソース~」 591円→691円(+100円)
「鯖の味噌煮と具沢山けんちん汁」 693円→543円(-150円)

 同社では、社員がランチで脂質の取り過ぎ(脂肪エネルギー比率が推奨25%に対して約30%の実績)傾向にあり、全体的に脂質が多く含まれる揚げ物料理を食べる社員が多いことが課題となっていたとのこと。

 脂質の取り過ぎは肥満やメタボリックシンドロームの原因となり、健康リスクを高めることが示されており、食生活において注意する必要があり、実際、社員のLDL(悪玉)コレステロールの有所見率は約45%(2017年度健康診断データより)となっており、高い数値になっているとしています。

 健康リスクを低下させる施策のひとつが、LDLコレステロールを減らす働きがあるとされるDHAやEPAを多く含む魚料理を食べること。しかし、海鮮丼や魚の揚げ物定食が人気の一方で、焼き魚・煮魚は食数が少ないため、食べやすい価格で提供することで、魚料理全体の食数を増やし、社員の健康増進を支援し、すべての働く人が心身ともに最高のコンディションで業務に従事することができる企業を目指すとしています。

[古川 敦]