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折りたたみ傘なのにビニール傘並みの550円! 「GO!GO!UMBRELLA」が明日24日(金)発売~折りたたみ傘の携帯習慣を啓発する「たたむ、をひろげるプロジェクト」第3弾

[2020/1/23 21:07]

 国内シェアNo.1の傘ブランド「Waterfront(ウォーターフロント)」を運営するシューズセレクションが、“ビニール傘並みのお値段”で購入できるという折りたたみ傘「GO!GO! UMBRELLA」を、2020年1月24日(金)に発売します。傘のカラーは紺1色のみで、パッケージカラーは全9種をラインナップし、価格は各550円(税別)。

 同社は、世界でも傘の消費量が多く、特にビニール傘の使い捨てが習慣化している日本人に対し、SDGsの観点から折りたたみ傘の携帯習慣を啓発するたたむ、をひろげるプロジェクトを2019年6月よりスタート。「GO!GO! UMBRELLA」は、その第3弾です。

 傘の携帯習慣の啓発として、同社では兼ねてから日本古来の「たたむ」文化に着目し、軽量化・小型化された折りたたみ傘の開発などを進めてきたとのこと。「GO!GO!UMBRELLA」は、ビニール傘と同等、もしくはそれより安価にするために、傘本体へのWaterfrontロゴ刺繍を排除、またストラップを付けず、カラーも紺一色に絞り製造コストを抑えることで550円での販売を実現したとしています。

 さらに、傘が単色のため、パッケージはWaterfrontのコーポレートカラーである虹のようにカラフルにし、持ち運ぶときに少しでも楽しんでもらえるデザインを目指したとのこと。使用後、ケースに入れれば持ち運ぶ際もカバンの中が濡れない仕様となっています。

 生地素材はポリエステル100%で、傘サイズは収納時約23×5cm(直径)、広げると全長約53×直径約86.5cm、親骨50cm。重量は約140g。

日本の傘消費量は世界一。「折りたたみ傘」の使用率は世界の半数以下

 日本では年間1.3億本の傘が消費され、そのうち8,000万本がビニール傘、その消費量は世界一とまで言われています。一方で国内の遺失物の31%が傘。さらに拾得数に対する遺失物届数の割合は、財布は107.4%、携帯電話は165.1%に対し、傘ではわずか1.8%など、日本はどこでも傘が購入できる一方で、傘を大切にする意識が低い国です。

 その要因として挙げられるのが「傘といえば(短期利)の)ビニール傘」という意識。実際に使用する傘の内訳として「折りたたみ傘」は世界平均で55%にも関わらず、日本では21%と半数以下の数値となっています。

[古川 敦]