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厚労省が新型コロナの緊急性高い症状のセルフチェックリスト公表 軽症患者の宿泊療養・自宅療養での急変に対する留意点

[2020/4/30 09:23]

 厚生労働省が27日、新型コロナウイルス感染症の無症状原体保有者及び軽症患者(以下「軽症者等」)の宿泊療養及び自宅療養で、軽症者等の状態が急変する可能性もあることから、軽症者等本人が自らの経過観察(セルフチェック)を行なう際に留意すべき「緊急性の高い症状」及び当該項目に該当したときの対応を公開しました。

 厚生労働省は、「宿泊療養・自宅療養における健康観察の際にご活用ください」としています。

【緊急性の高い症状】
〔表情・外見〕
 顔色が明らかに悪い ※
 唇が紫色になっている
 いつもと違う、様子がおかしい ※

[息苦しさ等]
 息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
 急に息苦しくなった
 生活をしていて少し動くと息苦しい
 胸の痛みがある
 横になれない。座らないと息ができない
 肩で息をしている
 突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた

〔意識障害等〕
 ぼんやりしている(反応が弱い) ※
 もうろうとしている(返事がない) ※
 脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする

※は家族等が以下の項目を確認した場合

 セルフチェックの際に、「緊急性の高い症状」に該当したときには、看護師等からの定期的な連絡を待つことなく、宿泊療養の場合には、宿泊施設に配置された看護師等、自宅療養の場合には、各都道府県等の連絡・相談窓口に連絡するよう呼びかけています。また、セルフチェックのタイミング以外においても、「緊急性の高い症状」を認識したときは同様に窓口にただちに連絡するよう注意喚起しています。

[古川 敦]