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スタバがドーナツやケーキ、サンドイッチなどを閉店3時間前をめどに20%OFF! フードロス削減のためのプログラム「SAVE FOOD」を本日23日(月)開始~売上の一部は子どもたちの食と未来づくりへ貢献

[2021/8/23 13:35]

 スターバックス コーヒー ジャパンが、2021年8月23日(月)から、ドーナツやケーキ、サンドイッチなどの店舗ごとの当日の在庫状況に応じて、閉店3時間前をめどに20%OFFで販売します。なお、当日の各店の在庫状況に応じて、実施有無・開始時間が異なります。また、「スターバックス リザーブ ロ―スタリー 東京」など取り扱い商品が異なる店舗は対象外です。

 当日の各店の在庫状況に応じて、実施有無・開始時間が異なり、プログラム実施中は、「SAVE FOOD」のPOPが掲出されます。対象商品はフードケース内の商品で、ヨーグルトやキッズドリンク、水など一部の商品は対象外となります。また、当日の各店の在庫状況に応じて対象商品は異なり、プライスカードにて割引有無が掲示されますが、「詳しくは実施中の店舗のバリスタにお尋ねください」とのことです。

「SAVE FOOD」のPOP

 同社では、店舗での食品の廃棄を極力減らす、「フードロス削減」を目指すプログラムをスタート。廃棄としてフードを無駄にしないため、ドーナツやケーキ、サンドイッチなどの店舗ごとの当日の在庫状況に応じて、閉店3時間前をめどに20%OFFで販売し、販売を促進してフードロスを削減するとともに、このプログラムによる売上の一部を認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえに寄付し、地域の子どもたちの食を通じたより良い未来づくりにつなげていくとしています。

 スターバックスは、リソースポジティブカンパニーの実現を掲げ、2030年までに店舗などから出る廃棄物50%削減を目指すと同時に、店舗を構えるコミュニティに対してポジティブな影響を与えられるよう活動を続けていくとのことです。

 スターバックスの店舗から排出される食品廃棄物の約7割はコーヒーを抽出した後の豆かすが占めていますが、約15%を占める期限切れフードの廃棄量削減もとても大事な取り組みと捉えており、今回のプログラムはその削減を進めるための新たな一歩としています。

 2021年3月には、東京都と埼玉県の90店舗ほどで1カ月間のトライアルを実施したところ、「スターバックスで買うことで良いことに貢献できる」「少しでも廃棄を減らすことができるなら」などアクションへの賛同が寄せられたほか、トライアルを行なった店舗のパートナー(従業員)からは、「お客様と一緒に進められるサステナブルな取り組みで、誇りを持って商品を勧められる」「実際に廃棄量の削減につながり、心理的にもプラスに感じた」といったポジティブな声が集まったそうです。

 同社では「店舗で日々、期限の管理をしているパートナーからも、廃棄しなければならない物を減らしたい、という声も多く上がっており、スピード感を持って取り組むべきアクションとして、このたび全国へ展開いたします」としています。

トライアルを実施した店舗のパートナーの声

ストアマネージャー 田中冴子氏

 「SAVE FOOD」を店頭のチョークボードに掲げながら、意義や目的をお客様に伝え続けました。フードロス削減に対し、何から始めたらいいかわからないという声もよく耳にしていますので、お客様と一緒に取り組めるアクションとして、削減を進めていきたいです。パートナーからも、「何とかしたい」という声が多く、いよいよ本格的にプログラムが始まることを嬉しく思います。

ストアマネージャー 渡辺雄馬氏

 トライアル時、取り組みに賛同いただいたお客様から「早く全国に参加店舗が広がって、継続して実施できるといいですね」と、背中を押していただいたことがとても印象に残っています。社会にポジティブな影響を与える新たな一歩となり、フードロス削減をリードしていく、そんなプログラムにしていきたいです。

[古川 敦]