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「一風堂」がエキナカの自販機に登場! 缶スープ「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」が本日12日(火)発売~「麺や具材が入っていなくても十分に満足が得られ、軽い食事代わりにも」

[2021/10/12 09:43]

 JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーが、エキナカを中心に展開している「acure<アキュア>」のオリジナル飲料ブランド「acure made <アキュアメイド>」から、力の源ホールディングスが運営する「一風堂」監修のもと、「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」を2021年10月12日(火)に発売します。190g缶で、価格は150円(税込)。

 JR東日本のエキナカにあるアキュアの自販機、「JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーの通信販売」や、「一風堂オフィシャルオンラインストア」などで販売されます。

 「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」は、一風堂の看板メニュー「白丸元味」をイメージしたクリーミーな白濁スープ。ラーメンとして提供する豚骨スープと缶スープ飲料の豚骨スープを同じにすることはせず、油の量や塩分濃度を細かく調整しながら、満足感も得られつつ缶として飲みやすいスープに仕上げたとのこと。

白丸元味

 弱火で数時間煮込んでうまみがギュッと凝縮されたとんこつラーメンのスープを再現し、クセがないスープを、さらに缶スープ飲料として飲みやすいようにアレンジし、豊かなコクとうまみがありつつも臭みやクセがなく、なめらかで飲みやすい、ラーメン好きも納得の味としています。麺や具材が入っていなくても十分に満足が得られ、軽い食事代わりにもなるとのことです。なお、具材は入っていません。

 近年、アキュアの自販機では缶スープのラインナップを充実させており、夕方から夜の時間帯にかけて売り上げを伸ばしており、コロナ禍の今年は、オフピーク通勤により鉄道の利用時間が分散化しており、帰宅時間が遅くなることによるエキナカでの「夜軽食ニーズ」がさらに高まると予想しているとのことです。

 エキナカの缶スープカテゴリーの売り上げは、2015~16年と比べると2019~20年では10%以上増加。「エキナカで温かく美味しいものを手軽に」という想いから、日本に新たなラーメン文化を築いてきた「一風堂」にとんこつスープの監修を依頼。麺や具材が入っていなくても、十分に満足できる一品に仕上げたとしています。

 夕方から夜の遅い時間にかけての、「そこまでがっつり食べたくない、スープ程度の重さがいい」というような「夜軽食ニーズ」を見込んでおり、駅での飲み切り需要だけではなく、スープのみのため、様々なものと合わせやすく、家に持ち帰って自作のオリジナルレシピを開発することも見込んでいるとのことです。

 販売者または製造者はポッカサッポロフード&ビバレッジ。エネルギーは32kcal。たんぱく質 1.3g、脂質 2.3g、炭水化物 1.4g、食塩相当量 1.2g。原材料名はポークエキス(国内製造)、砂糖、食塩、香味食用油、ポークシーズニングオイル、酵母エキス/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)、香辛料抽出物、香料(一部に小麦・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)。

一風堂がなぜエキナカ自販機に

 「自販機」×「ラーメン」というこれまでにないコラボについて、監修の「一風堂」の担当者の想いとは?

―一風堂さんから見て、エキナカにあるアキュアの自販機という売り場はどういう存在?
 「エキナカで、さらに自販機」という私たちの主戦場であるラーメン店とは全く異なる空間の中での販売となるので、一風堂にとってもこれまでにない挑戦です。性別年齢職種など様々なお客さまがいらっしゃる環境ですので、これまで以上に多くの方に「一風堂」の「とんこつスープ」に触れていただく機会があると考えています。そして、この商品を飲んでいただいた方の反応が楽しみです。

―「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」を完成させるまでに、どんな苦労が?
 実は、これまでにも「スープだけを飲みたい」という声を店舗でもいただいたことがありました。もともと一風堂のとんこつラーメンのスープは、臭みを丁寧に除去しているのでクセがなく飲みやすいスープとして多くの方に親しんでいただいています。とはいえ、店舗で提供するとんこつラーメンのスープと、缶で飲んで美味しいとんこつスープはやはり別物。

 そのためには、様々な調整が必要でした。例えば、油の量を減らして飲みやすくしたり、塩分濃度もラーメンと同様にしてしまえば塩辛くて飲みにくいので少し濃度を下げたり、缶で飲んでバランスが良い味に仕上がるよう監修いたしました。

―一風堂さんにとって、今回のコラボに期待することは何?
 今飲食店は、店内だけでなく様々な場所でお客さまと接点を作ることが必要とされていると思います。一風堂でもECサイトやスーパーマーケット、コンビニエンスストア等で販売する新たな商品の開発を進めています。エキナカを中心に販売する本商品についても、店舗を超えた場所でのお客さまとの1つの接点になると捉えています。エキナカという場所での接点は、多くの方に「一風堂」を思い起こしてもらったり、知っていただくきっかけとなったりするのではと期待しています。

JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー 商品部 商品製造ユニット 大河原氏のコメント

 昨今の生活様式の変化に伴い、日々の暮らしの中でも小さな面白い事を見つけて楽しみたい、SNSなどで楽しい話題を見つけ皆で盛り上がって人とのつながりを感じたい、そういう思いの高まりと共に、気持ちを盛り上げてくれるような話題性あるモノやサービスへのニーズが高まっているように感じます。

 この商品で、「一風堂のラーメンが缶スープになってエキナカで売っているらしいよ!」と皆で盛り上がって、ぜひ気分も上げていただけたらと思います。

力の源カンパニー 商品本部 冨田英信氏のコメント

 JR東日本クロスステーション様とは以前から、駅構内などで現在9店舗展開しているラーメン店「TOKYO 豚骨 BASE MADE by 一風堂」を力の源カンパニーがプロデュースさせていただいているということもあり、ご縁あってこのような挑戦の機会を頂けたことにとても喜びを感じています。また、これまでお客様に豚骨スープのみの販売を希望するお声をいただいていたこともあるので、缶の豚骨スープの監修の依頼をいただいた際には驚きもありました。

 今回の開発の際に当社がこだわった点としては、飲んだ際にホッとする気分になれる味わいにすることです。JR 東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー様も、このような缶スープ飲料は夕方から夜にかけての需要が高まっている傾向にあるとのことですが、この商品も、例えばお仕事帰りの途中に駅内で購入し、飲んでいただくことで心安らぐ気持ちになって頂きたい。そう考えながら、ホッとできる味わいに仕上げました。

[古川 敦]