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レトルト温め専用調理器「レトルト亭」が想定を上回る受注と新型コロナの影響で発売日遅延 ガスもお湯もラップも使わない、レトルト調理革命

[2022/1/25 10:06]

 デザイン家電・雑貨メーカーのアピックスインターナショナルが21日、2022年1月下旬発売予定だったレトルト調理器「レトルト亭」(ARM-110/一般販売予定価格:税込7,680円)が、大幅に入荷・納期遅延が発生する見込みと発表しました。

【APIX INTL】レトルト亭 (商品紹介) ARM-110

 「レトルト亭」は中国で製造され、日本に輸送されていますが、現地での新型コロナ感染数増加による生産の遅れ、物流増に伴うコンテナの不足、通関の混雑などにより日本への輸送が大幅に遅れている状況で、メディアやSNSの影響もあり、初回計画を大きく上回る受注があり、入荷に関しては、現在2月中旬~下旬頃を想定しているとのことです。

 同社では、「このレトルト亭の大きな反響はメーカーとして非常に驚いており、今すぐに皆さまにお届けで
きない事が心苦しい想いでございます。何卒ご理解のほど、宜しくお願い申し上げます」としています。

 「レトルト亭」(ARM-110)は、「ガス」も「お湯」も「ラップ」も使わないレトルト専用調理器。新型コロナウイルスの影響により、昨年大きな注目を得たレトルト食品は、温める際に、電子レンジを使えばラップを消費したり、コンロでお湯を沸かすと部屋が暑くなるなどの問題点があり、そんな問題点を解決する「ガス」も「お湯」も「ラップ」も使わず、ダイヤルを回すだけの簡単操作でレトルトパウチをそのまま温める事ができる、レトルト食品専用の調理家電「レトルト亭」を開発したとしています。

レトルト亭 (Makuake) by APIX INTL

 本体庫内に設置した特殊な低温ヒーターで、レトルトパウチを挟み込みレトルト食品を温めるため、レトルト食品の代表格であるカレーはもちろん、カレー以外の丼ものやお惣菜などパウチ詰めの様々なレトルト食品を、ダイヤル一つで安全に温められます。

 また、地震などの災害時も電気は何よりも早く復旧するので、同社では「災害後の復旧作業の合間に備蓄していたレトルト食品を暖め、暖かい料理で疲れた体と心も癒せる商品になれば幸いです」としています。

レトルト亭概要

・品番:ARM-110
・本体サイズ:(約)幅255×奥行80×高さ200mm
・本体質量:約1.5kg
・消費電力:200W
・電源コード長さ:約1.8m

[古川 敦]