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「元祖たらこスパゲティ」「"伝説”のミートソース」「壁の穴風ナポリタン」が税込550円! 創業70周年の和風スパゲティの元祖「壁の穴」が本日19日(火)など毎月第3火曜日に「壁の穴感謝祭2023」開催~旬の食材を使った3つのパスタも11月30日(木)まで販売

[2023/9/19 15:03]

 焼肉坂井ホールディングスのグループ会社で、和風スパゲティの元祖「壁の穴」が、創業70周年を記念し、「元祖たらこスパゲティ」「"伝説”のミートソース」「壁の穴風ナポリタン」の3つのメニューが税込550円で楽しめる「壁の穴感謝祭2023」を2023年9月19日(火)など毎月第3火曜日に開催しています。

元祖たらこスパゲッティ ~ Since1953 ~

 「たらこスパゲッティ」は、1963年にオープンした渋谷「壁の穴」で生まれました。ある日、お客が「スパゲティにのせてくれ」とキャビアを持参したことにヒントを得て、キャビアのかわりに「たらこ」をのせたことが始まりだそうです。

「元祖たらこスパゲッティ ~ Since1953 ~」550円(税込)

"伝説”のミートソース

 野菜の旨みと肉の味わいを最大限に生かすため素材にこだわり、丁寧に時間をかけて仕上げました。シンプルな中にも壁の穴の歴史と想いを感じられる逸品です。

「"伝説”のミートソース」550円(税込)

壁の穴風ナポリタン

 数あるナポリタンの中でも、何かひと味違う。パスタ専門店のノウハウが詰まった壁の穴風ナポリタン。独自のレシピで改良。素材の味を生かした仕上がりです。

「壁の穴風ナポリタン」550円(税込)

秋のおすすめメニュー

 脂が少なくさっぱりした味わいが特徴の「秋鮭」や、実が詰まって食べ応えのある「秋茄子」を和風ミートソースに入れ込んだメニューなど、旬の食材を使用した3つのパスタメニューが、11月30日(木)まで販売されています。

秋茄子の和風ミートソース

 壁の穴のミートソースに生姜を効かせ和風仕立てにアレンジ。お肉の旨みをたっぷり吸ったトロトロの秋茄子との相性は間違いなし。秋茄子の美味しさが存分に楽しめます。

「秋茄子の和風ミートソース」1,518円(税込)

秋鮭と舞茸の 明太子スパゲッティ いくら添え

 壁の穴の人気メニューのひとつ“明太子”を使用し、旬の秋鮭と舞茸、イクラを添えた季節限定の贅沢メニュー。鬼おろし大根を添えてさっぱりした味わいに仕上げられています。

「秋鮭と舞茸の 明太子スパゲッティ いくら添え」1,738円(税込)

旬のきのことベーコンのカルボナーラ スパゲットーニ

 スパゲットーニは、通常より太めの麺(2.1mm)でもっちりとした食感が特徴です。香り、食感の異なる4種のきのことマイルドな塩気が特徴のベーコンを使用したカルボナーラです。

「旬のきのことベーコンのカルボナーラ スパゲットーニ」1,738円(税込)

和風スパゲティの元祖「壁の穴」とは

 1953年に「Hole in the wall」の店名で東京都中央区田村町(現・西新橋)にオープン。創業者は「和風スパゲティの元祖」と称される成松孝安さんです。

 ある日、横須賀の海岸で偶然出会ったCIA初代東京支局長、ポール・ブルーム氏の渋谷神山町にあった邸宅へ執事として従事した成松さん。その後、日本からの情報収集を目的に、ブルーム氏が日本の指導的知識人を集めて主催していた「火曜会」にも参加するようになります。そして、サンフランシスコ講和条約締結後に「火曜会」は終了。

 そしてブルーム氏らから資金を得て創業した「Hole in the wall」のオープン当初は、イタリア料理に精通している客に試食をしてもらい、その意見を元に茹で時間などを調整していったため、注文を受けてから茹で始めるというスタイルを採っていたそうです。

 また、磐梯(ばんだい)のスキー場の一部で支配人も務めていた成松は、猪苗代の納豆ご飯を食す高松宮様を見て納豆スパゲッティを研究したり、しめじスパゲッティ、椎茸スパゲッティ、うにスパゲッティなどを考案したり、のりや青じそをスパゲッティにトッピングしたり、昆布の粉をスパゲッティの隠し味に入れたりして、和風スパゲッティを始めとする200種類ものスパゲッティを考案。「和風スパゲッティの元祖」と称されました。

 その店名は、シェイクスピアの有名な戯曲「真夏の夜の夢」で恋人同士が壁に開いた穴を通して囁きあうシーンに出てくる言葉「Hole in the Wall」からとられたもの。原作では二人が結ばれるまでの障害を壁にたとえています。

 つまり「壁の穴」は、障害を乗り越えて心を通じ合わせるために存在したのです。この話のように、お客様との交流を大切にしたい。いつも心を通わせていたい。そんな想いを込めて「壁の穴」という名前が付けられました。そして、その名前の通り今日までお客様と温かく心を通わせ続けてこれたと、そう信じているそうです。

[岩崎 宰守]