AIが導き出したうまさの黄金比は「モッツァレラチーズ130％増量」! ピザハット史上初の「AIピザ」として全ピザのモッツァレラチーズが本日21日(月)から130％増量! 「甘味、塩味、酸味、苦味、うま味」の黄金比を実現!
日本ピザハットが展開する世界最大のピザチェーン「ピザハット」の商品開発員が、「甘味、塩味、酸味、苦味、うま味」の黄金比を実現するため、AIとピザハット手を組み、全ピザのモッツァレラチーズ量を130％に増量して2024年10月21日(月)から販売します。
AI味覚センサー「レオ」の分析結果によって開発され、知識と経験を長年培ってきたピザ職人であるピザハットの商品開発ユニットが試食を重ねて導き出された、うまさの黄金比で「チーズが増えて、より美味しくなった」とし、動画「チーズ130%、うまさの黄金比の秘密」も公開されています。
11月11日(月)からは第2弾「シェフも納得！チーズ130%のうまさの黄金比 ピザの正解」が、11月20日(水)からは第3弾「チーズ130%のうまさの黄金比をみんなで体験！ 本当にこっちがうまいか体験会」も公開予定です。
「AIピザ」は、味を数値化・チャート化して客観的に評価できるAI味覚センサー「レオ」と、ピザハットの開発ユニットが長年培ってきた知識と経験を融合させて誕生しました。
AIによる分析では、もっと美味しいピザになるためには、モッツァレラチーズの量を増量することがキーポイント。チーズ量の分析を重ねたところ、現行のピザの生地やソース、具材との相性度ではモッツァレラチーズ量が130%と140%が高く、150%だと下がるという結果だったそう。
これを受け、売上上位12種類のピザで商品開発員による試食を重ねたところ、140%や150%ではチーズの量が多すぎて味のバランスが崩れる結果となりました。そして最終的に、素材の味を引き立てつつ、チーズのうま味を最大限に引き出すことができ、すべてのピザに適用可能な「黄金比」は130％であると満場一致し、この度「AIピザ」が実現したとのことです。
おいしさへの飽くなき探究心が生んだ「AIとつくるピザ」
私たち商品開発ユニットは、「とにかくおいしいピザを作りたい」という想いのもと、日々ピザの開発に取り組んでいます。その中で、ピザの味を左右するキーポイントが「チーズの量」であることが分かりました。そして日々奮闘する中で出てきたのが、味を数値化・チャート化し、客観的に評価できるAI味覚センサー「レオ」を駆使するというアイデアでした。
人間の感覚のみを頼りに商品開発をおこなうと、試食する担当者の体調や季節などによって微妙なブレが出てしまうことがあるため、黄金比を実現できる正確なチーズの量を把握するためにピザハット史上初のAIを使ったピザ開発に挑戦することになりました。ピザハットのピザは、ボトムチーズ(モッツァレラチーズ)とトップチーズ(ゴーダチーズ)の２種類を使用しており、今回の開発ではボトムチーズであるモッツァレラチーズの量を増やし比較しました。
「AI」の分析力と「人間」の経験値のコラボレーション
「レオ」を活用し、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の各要素を詳細に分析し、それぞれ数値化しました。その結果、現行のピザにチーズの量を120%から150%に増やすと、相性度が95点以上になり、「非常においしい」と評価されることが分かりました。
その中でも特に、チーズ量が130%と140%が高く、150%までいくと下がるという結果となりました。
ついにたどり着いたチーズ量130%という黄金比
AI味覚センサー「レオ」の分析結果をもとに、売上上位12種類のピザについて、チーズ増量と現行の味を試食して比較しました。
ピザハットを代表する12種類のピザでモッツァレラチーズの量140%を試した結果、6種類で味のバランスが崩れてしまいました。また、150%も実際に食べてみると具材の味が感じづらくソースの味もぼやけてしまい、チーズの量が多すぎると生地、具材、ソース、そしてチーズのバランスが崩れてしまうことが再確認できました。一方、130%では、140%に比べて素材の味も感じながらチーズのうまみが増しました。さらに120%も試しましたが、チーズの増量感が十分に得られない結果となりました。何度も緻密な調整を繰り返した結果、最終的に「レオ」と4名の商品開発員全員が納得したのが、チーズ量を「130%」に増量することです。「AI」の技術力と「人間」の経験値が組み合わさることで、「マルゲリータ」のようなシンプルなピザから「プルコギ」のようなガッツリ系のピザまで、ピザハットが販売している多種多様なピザすべてにあてはまる黄金比を見つけることができました。
