【食レポ】青山に9月18日(金)オープン! かっぱ寿司の回らない新店舗「鮨ノ場」はひとり寿司にも、ちょい飲みにもおススメ
かっぱ寿司チェーンを経営するカッパ・クリエイトホールディングス株式会社では、かっぱ寿司の回らない新業態「鮨ノ場(すしのば)」1号店を、9月18日(金)に青山学院大学の目の前にある、青山オーバルビル1Fにオープンします。
カッパ・クリエイトホールディングスによると、回転寿司店舗では約8割がオーダー対応であることから、新業態である「鮨の場」では回転レーンの代わりにオリジナル特急レーンを導入。
「鮨の場」では、コロワイドグループの強みである居酒屋メニューを活かし、アルコールやおつまみも充実。“ちょい飲み”ニーズにも対応したとのことです。
想定客単価は1,200円~1,500円程度、夜はアルコールも入ることから500円プラスの1,700円~2,000円程度。かっぱ寿司の客単価900円よりも少し高めになりますが、表参道の交差点近くという立地も考えると、お手軽な価格といえそうです。
新業態の「鮨ノ場」店舗は今後、都市部繁華街を中心に2019年までに100店舗出店を予定。近いところでは、今年中に浅草に出店を予定しているそうです。
今回はひと足先に、新店舗で実食したレポートをお届けします。
「鮨ノ場」第1号店は、出店場所が青山ということもあるのか、店内は白を基調としたおしゃれな雰囲気です。鮨ノ場のメニューは120円から420円までの寿司メニューのほか、居酒屋で楽しめるような一品メニューやアルコールの種類も充実しています。
鮨ノ場ではすべてのメニューはオーダー制で、目の前のタブレット端末で注文します。注文した料理や寿司は、席の目の前にある上下2つのレーンで運ばれます。主に上のレーンではお寿司を、下のレーンではこぼれやすい汁物や重量のある料理が運ばれてくるそうです。
まずはにぎり寿司をということで、大トロ420円、生ウニの軍艦巻き420円、上マグロの中落ち握り240円、大穴子一本握り360円を注文。
大トロは身が舌に触れた瞬間にとろけるような脂の旨味が口の中に広がります。ウニの軍艦巻きは、海苔のパリッとした歯ざわりと、トロリと口の中でとろけるウニの旨味を堪能。上マグロ中落ち握りは、身の旨味と脂の旨味がしっかりと混ざり合った一品。大穴子一本握りは、トロケるような食感と共にしっかりとした食べごたえがあります。
その後は、変わり種の「野菜でお寿司」コーナーのメニューから、オクラ生ハム巻き180円とアスパラ生ハム巻き180円を注文。オクラ生ハム巻きは、粘り気のあるオクラとほどよい塩気のある生ハムとの相性が抜群。アスパラ生ハム巻きは、アスパラを噛み締めた時に感じる汁気の多さに驚きつつも、サラダのような感覚で食べられる新感覚の寿司でした。
その他の変化球的な寿司メニューの中からは、海老フライロール180円と王様のローストビーフ握り300円を注文。カルフォルニアロールのような見た目の海老フライロールは、ソースとマヨネーズの味がしっかりと感じる一品で、海外からの観光客にウケそうな一品。王様のローストビーフは、肉ならではの旨味がしっかりと感じられ、近年巷で流行っている、肉寿司を彷彿とさせる一品です。
寿司メニューをいろいとと食べてみた後は、先ほど寿司で堪能した「王様のローストビーフ盛り合わせ」480円を注文し、ローストビーフならではの肉々しい美味しさを堪能。その後は、あさりの旨味が味噌汁の中に溶け込んだあさり汁180円を。揚げたての熱々な北海道ザンギ風鶏唐揚げ240円も楽しめるとあって、居酒屋感覚で楽しむこともできます。
アルコールのメニューも、鮨ノ場ではマッサンでお馴染みのニッカウヰスキー製の竹鶴を使ったハイボール450円が楽しめるほか、ビール、梅酒、焼酎、サワー、ワイン、日本酒、ソフトドリンクなど幅広く揃えています。ちょい飲み需要にも嬉しいお店です。
最後に注文したプレミアムプリン240円は、見た目が大変ボリューミーで、甘味と卵の風味が強く、塩気のあるお寿司やおつまみの後に食べるとよりおいしく感じます。
かっぱ寿司よりも上の価格帯となる新業態の店舗「鮨ノ場」は、すっきりとおしゃれな内装ながら、なんちゃって高級店にありがちな、食材よりも内装に力が入っているようなバブリーな発想ではない点が印象的。安価に提供できるネタは120円から、大トロや生うにのように、ちゃんとした品を出そうとすれば原価が高くつくものは420円など、しっかりと価格に理由が見いだせる点が好感触です。
南青山という立地では、低価格帯のネタやおつまみがある店は貴重な存在。サクッと手軽に寿司を楽しみたい人はもちろん、会社帰りの“ちょい飲み”や、肩肘張らないデートの食事にもおススメできる新スポットです。