【食レポ】新橋に囲炉裏のある新感覚立ち呑み店「炉縁」オープン! 鍋島など佐賀の地酒や佐賀の食材に舌鼓
東京・新橋といえば電通をはじめ、大手企業が多い大企業城下町のようなサラリーマンの街。美味しくコスパの良い海鮮居酒屋「魚金」など人気の居酒屋が多数ひしめき合っています。
そんな居酒屋激戦区の新橋に、カウンター内に囲炉裏のある立ち呑み店「炉縁」が4月11日にオープンしました。立ち呑み店と囲炉裏という意外性のある組み合わせに、行くまではどんな店内か想像がつきませんでしたが、今回開店前の試食会に参加する機会があったのでレポートしたいと思います。
「炉縁」は新橋駅SL広場から徒歩1分ほどの場所。立ち呑みスタイルで座席がないぶん、店内は意外に広々とした印象です。囲炉裏には火のついた炭が焚べられ、囲炉裏の前に立つと春が始まったばかりというのに初夏のような暑さを感じます。
メニュー表を見てみると、アルコールメニューは定番のビールやハイボールのほか、鍋島や東一など佐賀の地酒が揃っています。日本酒は半合(90ml)490円で提供していて、飲み比べしたい人にはうってつけ。
料理は囲炉裏で焼く串焼きのほか、各種つまみ、刺し身などを用意。地酒だけでなく、料理も佐賀県産にこだわった食材を使ったメニューが目につきます。
佐賀県・天吹酒造の純米吟醸スパークリング日本酒「天吹」490円から飲んでみましたが、甘さの後にスパークリング日本酒ならではのスッキリしたキレが感じられ、飲みやすい1杯です。
つまみに注文した「黒毛和牛のタタキ」490円は、佐賀中山牧場の黒毛和牛を使ったもの。さっぱりとした味わいながらも肉の旨味はたいへん濃厚。お酒のアテにぴったりな美味しさです。
イサキ、スズキ、シメサバを盛り合わせた「刺し身三種盛り」590円は、新鮮な佐賀県直送の魚を使ったとあってどの刺し身も美味しく楽しめましたが、とくに分厚く脂が乗ったシメサバが美味。先ほど食べた「黒毛和牛のタタキ」同様に日本酒との相性は良好です。
続いて、注文した串焼きが店員さんによって囲炉裏に次々に投入されます。
「スズキの串焼き」200円を食べてみると、炭火焼きならではの遠赤外線効果によって、身の水分が残った状態で中までしっかり火が通るのでふっくらとした食感が楽しめます。
「牛肩ロースの串焼き」300円も同様に身が固くなりすぎない状態で火が通り、良い食感を維持しながらお肉の濃厚な旨味を堪能。
串焼きメニューで最後に食べた「エリンギの串焼き」は、コリコリとした食感のあとに、旨さ溢れるジューシーな汁気がたっぷり。それぞれ異なる食材を使った「串焼きメニュー」はどれも美味しく楽しめました。
串焼きメニューを楽しんだ後に喉を潤した「佐賀トマトハイ」590円は、佐賀のトマトをまるごと使用したことで、アルコールの風味よりもトマトの酸味や旨味がしっかり生きた1杯が楽しめます。
シメの料理として注文した「カニコロッケ」590円は、見た目は特にインパクトはありませんが、「カニコロッケ」を半分に割ってみると、かにの身に加えてかに味噌がたっぷり。カニの美味しさたっぷりとあって、食べた時の満足度が高い一品です。
今回立ち呑みでありながら囲炉裏を組み合わせることで炉端焼きのお店のように使える「炉縁」のレセプションにて、佐賀の食材を使った数々の料理を楽しみました。
囲炉裏と言えば旅館や田舎のレストランなどで山の幸が楽しめるお店で見かけるイメージがありますが、「炉縁」はサラリーマンの聖地新橋に出店。さらにお財布にも優しい立ち呑み店とあって、手軽な価格で田舎の旅館やレストランなどで楽しめる炉端焼きが楽しめることに感動しました。