いちばんズボラなのは20代女子? 「全国袋麺”作り方・食べ方”実態調査2016」で、具なし“素ラーメン”派は20代女性で最多
東洋水産株式会社は、「マルちゃん正麺」発売5周年にあたり、インスタント袋麺に関する調査を実施。結果を発表しました。調査は月1回以上袋麺を食べる、20~60代の袋麺ユーザー 2,000人を対象に実施。
袋麺を食べる頻度は「週1回以上」が全国平均で47.2%にものぼりました。月1回以上袋麺を食べる袋麺ユーザーが対象とはいえ、袋麺の食卓への浸透ぶりが伺えます。
意外にも“素ラーメン派”は20代女性で最多!
袋麺の楽しみ方では、「袋麺についている麺とスープだけで食べる」と回答した“素ラーメン派”は、意外にも20代女性で最も多く、38.5%に上りました。逆に素ラーメン派が最も少ないのは60代女性で14.3%。
男性では、素ラーメン派は20~40代で3割ほどを占めますが、50代では17.6%、60代では13.8%と激減。中高齢と言われる年齢になると、健康に配慮して具材をプラスする人が多いようです。
作り方に地域性! タイマーで計って時間をキッチリ守る関東民、いらちな関西民、なんくるないさーの沖縄民
袋麺の調理方法では、「水量」・「ゆで時間」・「調理中の麺のかき混ぜ具合」などが重要。調理のやり方についての質問では、地域性が表れる結果となりました。
「ストップウォッチやキッチンタイマーなどを使って正確に時間を計る」割合を地域別に見ると、関東がもっとも多く38.8%と4割近く。関東民は、決められた時間をキッチリ守る意識が高いようです。
「麺が早くゆで上がるように常に混ぜる」人は、関西で最も多く43.4%と4割を超えました。東洋水産では、「少しでも早く食べたい」という意識の表れで、行動の早い地域性が出ていると分析。
計量カップを使用する割合は沖縄が最も低く、おおらかな地域性が出ているようです。
ちなみに、東洋水産によれば「マルちゃん正麺」に代表される生麺のような食感の袋麺では、「ゆで始めは麺を混ぜないで放っておく」のが美味しく食べるコツだそうです。“いらち”な関西民の方はご注意を!
なお、マルちゃん正麺(や生麺タイプの食感の袋麺)の正しいゆで方については、東洋水産がYouTubeで動画を公開しています。
プラスする具材の人気トップは、物価の優等生「もやし」
袋麺にプラスする人気具材を調査したところ、1位は「もやし(57.0%)」。続いて2位「キャベツ(46.5%)」3位「長ネギ(44.4%)」という結果に。
家庭では、もやしやキャベツなど、ラーメン以外の料理にも使い回しのきく身近な野菜が多く使われているようです。
TOP3具材の人気を地域別でみると、もやしは全国で人気の一方、長ネギは東日本と西日本での人気度に大きく差があり、東日本で特に人気だということがわかりました。
また、ラーメン屋さんでトッピングとして使われることの多い煮玉子とチャーシューでも、関東が関西よりも10%以上の差をつけて高いなど、東日本と西日本で違いが見られました。