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カレーつけ麺が復刻販売! 「お茶の水、大勝軒」が裏メニュー「もりカレー」を本日11日(水)から期間限定販売~“ラーメンの神様”山岸一雄氏の「秘蔵のレシピ」第三弾

[2017/10/11 21:52]

 大勝軒TOKYOが運営する「お茶の水、大勝軒」(東京都千代田区神田小川町 3-1-5 須田ビル2F)が、これまで、“ラーメンの神様”山岸一雄氏の「秘蔵のレシピ」シリーズとして、第一弾「冷やし五目」、第二弾「カレーライス」に続いて、「神田カレーグランプリ2017」本選出場を記念し、第三弾として裏メニューのカレーつけ麺「もりカレー」を10月11日(水)~11月30日まで限定復刻します。価格は970円(税込)。

復刻版もりカレー

 大勝軒といえば「つけ麺」のイメージですが、1961年の創業当時は「つけ麺」以外にも「タンメン」や「チャーハン」、「カレーライス」など、あらゆるメニューが人気で、「つけ麺」が大人気となったことで、いつの頃からか「つけ麺」以外のほとんどのメニューを封印したとのこと。

 「お茶の水、大勝軒」では、これまで生前の山岸一雄氏監修の元、「タンメン」、「カレー中華」、「シュウマイ」など創業当時のメニューを復刻版として提供し、2016年から「秘蔵のレシピ」シリーズとして山岸一雄氏が遺したレシピを元に「冷やし五目」や「カレーライス」を期間限定で販売しています。

 同店では、「神田カレーグランプリ」の予選投票の間は、決定戦で提供できないメニューは封印していましたが、決定戦出場が決まったため、期間限定(10月11日~11月30日)で販売するとのこと。

復刻版カレーライス
復刻版冷やし五目

 山岸一雄氏は、海軍だった父親に連れられて食べた「海軍カレー」が大好きで、創業当初から「カレーライス」を提供。また同時に、そば屋の「カレー南蛮」をヒントに「カレー中華」を考案し人気メニューのひとつになっていました。1955年「特製もりそば」を開発すると、常連さんから「『カレー中華』があるんだから『カレーつけ麺』もできるんじゃないの?」と言われ、裏メニュー「もりカレー」として密かに提供。しかし「カレー」メニューがなくなるとともにその存在は忘れ去られていたとのこと。

 大勝軒のカレーは、豚肉、玉ねぎ、にんじん、ジャガイモをラードで炒め、ラーメンスープに、カレー粉と隠し味を加えて煮込んだオリジナルカレー。動物系、魚介系、野菜など30種類以上の食材を5時間以上かけて煮込んだラーメンスープが独特のコクを出す決め手としています。

[古川 敦]