「コアラのマーチ」や「プリッツ」のご当地お土産菓子・タイ王国バージョンを実食レポ! 現地スーパーで気軽に買えて価格もお手頃、トムヤムクン味や南国フルーツ味、キティちゃんパッケージも
「微笑の国」と称されるタイ王国 The Kingdom of Thailand は、年間平均気温約29度という常夏の国。人口の9割は敬虔な仏教徒で、人々は信仰に育まれた穏やかな気質と南国ならではの陽気さをあわせもち、料理は美味しく、物価も安い。というわけで旅行先としても人気で、年間140万人以上の日本人が訪れています。
そんなタイからのお土産として人気なのが、日本のスナック菓子のタイバージョン。日本でも多数のご当地限定フレーバーが展開されているスナック菓子ですが、今回、タイのご当地バージョンを現地スーパーでゲット! 実食レポをお届けします。
パッケージの可愛らしさで女子に人気! ロッテのコアラのマーチ
数年前から展開しているマンゴ味に加えて、昨年、第2弾のバナナチョコレート味が発売されました。なんといってもパッケージが可愛い。価格は、1箱100バーツ(約350円)前後です。
ボックスの中には、小袋が7パック入っています。1パックあたり、10匹のコアラ入り。
マンゴ味は、ホワイトチョコ×マンゴペースト。予想を超えたかなり強烈なマンゴの風味です。チョコバナナ味も、パックを開けた瞬間、バナナの香り全開。口に入れると、チョコバナナクレープとおんなじ味が。
どちらも小粒ながら、なかなかはっきりしたテイストを主張してきます。このインパクトがタイらしさなのかもしれません。1パックは、10個入りで100kcal。おやつとしてもお手軽な量とカロリーです。
サルとゾウがかわいい! グリコのポッキー
日本国内でも「地元ポッキー」を展開、各地の名産ポッキーづくりに積極的なグリコ。タイでも数バージョンのポッキーを発売していますが、その中でも外国人観光客をおもなターゲットにしているのは、マンゴーとチョコバナナの2種類です。価格は1箱12バーツ(約42円)くらい。
マンゴー味はベーシックなプレッツェル(スティック部分)にマンゴークリームが、チョコバナナはチョコレートのプレッツェルにバナナクリームがコーティングされています。
フレーバーはコアラのマーチよりも控えめ。インパクトが少ない分、食べやすい印象です。
タイ料理の味をスナック菓子で再現! グリコのプリッツ
グリコはプリッツでもたくさんのバージョンをリリースしていますが、タイ土産としておススメなのがタイ料理味。世界三大スープのひとつといわれるトムヤムクン味と、東北タイ部の肉料理ラーブ味の2種類を販売しています。価格は1箱13バーツ(約45円)くらい。
見た目はあまり違いのない2つですが、トムヤムクン味は酸味があって海老の風味も感じます。一方、そもそもラーブというタイ料理がトムヤムクンほどには知られていないというデメリットを背負っているラーブ味はというと……。
タイ料理通の間では「ラープ」と呼ばれるこの料理は、ひき肉や細かく刻んだ肉を、ライムやナンプラー(魚醤)であえて、仕上げに炒った米を混ぜ合わせたサラダというか、もち米と一緒に食べる料理です。この説明だけでもなんかレアな料理感ひしひしです。とにかく日本料理にはない味です。
トムヤムクン味もラーブ味も、外国人のお土産用途を意識してか、辛さはそれほどでもありません。シーズニングスパイスたっぷりの濃いめの味付けなので、喉が渇くこと必至。ビールのおつまみにもよさそうです。
ビールのお供に、タイのえびせん
カルビーのかっぱえびせんも、「本物の味はカルビーのえびせんだけ」というCM動画を作ったりしてタイで健闘しています。
でも、売り場で一番目を引くのは、タイブランドのMANORA。缶入り、袋入り両方ありますが、なんといっても特大パッケージの巨大さに目が留まります。
この特大バックは、こーんなにデカくて価格は41バーツ(約143円)ほど。35g入りのパックが5個入っているので、1パックは30円弱。かさばりますが、お配り菓子にぴったり。
1パック35gでも、実際なかなか食べ応えのある分量です。さらに、おまけのソースが付いているのもポイントが高いところ。
ケチャップ的なソースかと思って開封したら、黒々しくかたいペーストが絞り出されてきて一瞬手が止まりましたが、実は、チリ、ニンニク、海老、エシャロットをすりつぶした練り味噌でした。これは、温かいご飯に混ぜて食べてもおいしいかも。
チャーハンや炒め物の付け合せにもよさそうな、タイのえびせん。食べ出したら止まらなくなりそうなのはタイブランドも日本ブランドも同じのようです。
民族衣装でドレスアップしたキティちゃんのウエハース
コアラのマーチと並んでいたキティちゃん。パッケージのデザインも上品で、お土産にも喜ばれそうな高級感が漂います。価格はタイのお菓子としてはちょっとお高めの1箱約276円。
リボンの感じや顔立ちがどことなく純日本のキティちゃんとは違うけれど、サンリオとライセンス契約を交わした正規品とのこと。安心して日本に持ち込めます。
クリームのお味はドリアン、バナナ、マンゴ、マンゴスチンの4種類。1箱に40gのパックが2つ入っています。カロリーは1パック218kcalで、お値段同様にリッチ。
フレーバーは、いずれもタイにしては意外な控えめ加減。25%の果肉使用、着色料不使用、保存料不使用というナチュラル派の材料を使った、ややお高めのお値段も納得の食べやすさです。
手軽に楽しめる現地のフレーバー
手ごろなお値段でタイの風味を味わえる、タイのスナック菓子。タイに行くことがあったら、スーパーなどで比較的簡単に入手できます。また、おみやげなどで手にすることがあったら、ものはためし。ぜひお試しあれ。意外な現地のフレーバーを楽しめます。